「この夏はなぜこんな猛暑なのか?
なぜその次に来る冬は厳しい寒さなのか?
などと色々調べてみたんですが、結局、 因果関係をきちんと説明するような、 納得できる答えは見つからなかったんですわ・・・。
ただ、それをいろいろ調べたり考えたりしていた時に、面白いことを一つ発見したんですよ、それとは全然違うことなんですが・・・。
発見、と言っても、 気象学のことをよく分かってる人にとっては、とっくに当たり前の常識みたいなことなのかも知れませんが、私はそういう方面の事は全く うといままで過ごしてきたため、この歳になってようやく『発見』した、というような次第で・・・」 と私。 「何のことかというと、『気圧』 のことなんですよ」
「気圧ですか? 高気圧とか低気圧とかいう、あの気圧の・・・」 とU さん。
「そうです、その気圧です。
その気圧は、気温とは逆関係にある、ということに気づいたんですわ」
「逆関係?」
「そうです、逆関係です。つまり、気圧が高いところは気温は低く、気圧が低いところは気温が高い、という関係があるんですわ。もちろん、同じ標高の場所では、という話ですけど・・・」と私。
「高気圧なら低気温、低気圧なら高気温、ということですか?」 とU さん。
「そうです、そういうことです。逆も言えると思いますよ。高気温なら低気圧、低気温なら高気圧と・・・。 ご存知でした?」 と私。
「いや、知りませんでしたね・・・。
私も、気象のことは真面目に勉強したことも、深く考えたことも、ありませんでしたからね・・・。
でも、本当にそうなんですか?」 とU さん。
「そうだと思いますよ・・・。少なくとも、基本的には。
一見、ちょっと面倒くさそうな話なんですけど、でもよく考えたら当たり前みたいな、単純なことなんですヮ。 まあ聞いて下さいナ・・・」 と私は話を続けた。


