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N式お気楽ライフ

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バルセロナには美術館も大好きな建築家アントニオ・ガウディ作品群も沢山。
しかし見学には予約が要るものも多い。

ネットで買うよりインフォメーション・センターでやってもらえれば早くて確実。
あちこちの都市のインフォメーション・センターは宿の紹介から様々な予約まで観光客の強い味方です(のところが多い)。

旧市街をブラブラ通り抜け、カタルーニャ広場のインフォメーション・センターへ。

6つの美術館に入れるアーパスポート(アートパスポート)を購入。
3つ入れば元は取れるし、チケット買いの列に並ばなくてすみます。

次にガウディ建築物の予約をしてもらいます。
「予約が要るものは全部お願いします。」

カサ・バトリョとカサ・ミラは本日の予約を入れてくれました。
「サグラダファミリアは一番早いのが金曜日(3日後)になりますよ。」
えっ!そんなに待つ⁈ 
長滞在にして良かった!
グエル公園も日と時間を調整して予約を入れてくれました。

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カサ・バトリョ はインフォメーション・センターからそのまま目抜き通りのグラシア通りを10分程歩けばあります。カサ・ミラはその更に10分程先。
この並木の美しい大通りの両側にはガウディだけでなく、モダニスモ(モダニズム)やその他の美しい建物が続き、見飽きません。

通りのタイルにも美しい模様があると思ったらガウディの作。


「あっ!なんて綺麗!これはガウディのものに違いない!」
石のベンチが付いた街灯はやはりガウディ作でした。
何気ないカーブにも座りやすさが追求されていて、いつまでも気持ち良く座っていられます。
奇抜に見えるフォルムも 目的に叶う最適の形を目指して散々試行錯誤されているのです。


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遠くからもそれとわかる人混みが…
みんな建物の写真を夢中で撮っています。
世界遺産カサ・バトリョ、現地での発音はカサ・バッジョに近いです。
張り出した窓が仮面舞踏会のマスクのよう。

長年憧れていたガウディ作品群、急に夢が叶って目の当たりにしているのですが、想像をあらゆる点で上回るこの家!
全体から細部まで全てに意味とこだわりがあり、そのまた細部にも… しかもその全部がこの上なく美しい!
頭がクラクラ混乱して 見ているものを把握するところまで行きません。

全体の構想から、細部に至るまで三次元空間を自由に操る!
大学の建築学科卒業時に彼に優等賞を与えた教授陣は「我々が天才に賞を与えたか、狂人に与えたかは歴史が証明するだろう。」と言ったそうです。

しかしこの空前絶後の建築も、底無しの建築費を負担して喜んで住む人がいて初めて成り立つものです。この鬼才を自由に羽ばたかせた当時のバルセロナの文化と資力にも感心します。


ガウディは自然が大好きな少年で、幼い頃から良く観察をしていました。
奇をてらったようなかたちは自然を観察して、最も理にかなうフォルムを追求した結果です。
最近は飛行機でもなんでもその形を自然界に範を求める事が多くなりましたが、1852年生まれのガウディは100年以上も前にそれに気づいていました。

波打つ天井やドアや窓もデザイン的に美しく様々な意味を持たせているだけでなく、力学的にも理にかなったフォルムになっている事は後年証明さ!ました。(写真はdosdeのガウディより)

家の中央の吹き抜けの窓は下に行く程大きく光をより多く取り入れ、青色タイルも下に行く程白くなり、より多く光を反射して部屋を明るくします。

暖房に欠かせない沢山の煙突は装飾を施し可愛らしいオブジェのよう。
周囲の建物を圧迫しないようにと丸みを付けた屋根は床もうねうねと波打ち、直線は見当たりません。

この屋上にいるだけでおとぎの国にいるようで楽しくなってくる。

部屋から部屋へと見て回り、階段で各階に登り降り…  
したはずなのに…
不思議な有機体の体内を巡っているようで、何階建てなのかどんなレイアウトになっているのか、わかるようでわからない… 


左隣のたいそう美しい建物はモダニスモの名作、エミリア・コルテス設計のカサ・アマトリェールです。
先にあったらこれと調和の取れるようにと、ガウディはカサ・バトリョを設計しました。

あらゆるところで美しさにため息をつき、ちっとも把握出来ない自分に打ちのめされ、混乱したまま表へと出てきました。
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カサ・ミラへと足を運びます。
10分の歩きは立ち直るために必要だった!

日本でカサ・ミラとして知られているこの建物はバルセロナではラ・ベドレラ(石切場)と呼ばれています。
これも世界遺産です。
個人宅とアパートを合わせたこの大建築は当時の美意識からは程遠く、建設中の砂埃も嫌がられて「石切場」と揶揄されたそうです。

中庭。
光と風を巧みに取り込んでいます。
地下には厩がありますが、これも隅々まで考え抜いた設計で、厩とは思われない美しさでした。
ここに限らず、ガウディの設計は通風が良く、自然光が部屋部屋に注ぎます。

屋上の煙突はあちこちに集めてオブジェのように。
穴もデザインの一部となっています。

屋根裏には270の放物線を描くレンガのアーチがあります。それがまた皆微妙に高さや方向が違う。
これは面で支えるよりずっと強度があるのだそうです。
生き物の竜骨のようで美しい。
屋上床の波は屋根裏天井高の違いを反映していた。

こんな風に家具も作っているガウディです。
複製は買う事が出来ます。
そんなに無茶苦茶な値段ではありませんでした。

疲れ果て近くのカフェで一服、こちらも並々ならぬインテリでした。

初日のせいで張り切りまくり。
帰る途中でピカソ美術館に入りました。
路地裏の建物は元富豪の邸宅です。
どうもヨーロッパは「こんな路地に?!」というところに貴族の館があったりします。

家族から寄贈されたもの中心という事で、思った通り、大作は無し。
ベラスケス「マルガリータ王女と侍女」の模写の発展系がたくさんあり、面白かった。1959年作。ピカソならではのひとつの顔に多方面から見た目や鼻などをはめ込んでいますが、アングルを変えたり、切り取り方や解釈を変えて何枚となく描いている。
「ほー、ふーん…」と感じ入ります。
「天才は才能10%、努力90%」というのが良くわかる。頭が下がります。