ママが居なくなってから、半年経った。
半年目の月命日の今日は、一番ツラい。
ママが居なくなってから、私は無理してきた。
無理してご飯食べて、無理して笑って、無理して……生きてる。
半年経って疲れてしまった。
今月いっぱいは休むことにした。
無理してご飯食べない、無理して笑わない、無理して色々こなさない。
取り敢えず生きてるだけで勘弁して。
ママのそれなりに節目の月命日なのに、お供えものを用意できなかった。
偶々家にあったみかん、ママがよく食べていた切り餅、私の好きなチョコレート。
間に合わせ的に祭壇に置いた。
書類上のママの死亡時刻にベルを鳴らす。
かつて食事時を知らせる為に鳴らしていたベルだ。
そしてママの好きな歌、ハリー・ベラフォンテのダニー・ボーイをYouTubeで流して黙祷。
けど全然集中できなくて、邪念ばっかり頭に浮かんでくる。
次にママが歌ってた好きな歌の楽譜、歌詞を今回も読み上げた。
愛に溢れている歌詞。
ママそのものだ。
ママも愛に溢れている……天使のような心の持ち主だった。
あぁ、またあの笑顔が見たい。
優しい声を聞きたい。
思い切り抱き締めて温もりを感じたい。
「ママ、安らかに過ごしてね」という想いと、「これからも正しい道に導いてね」という想いとが混在する。
ママのことだから、きっと今も傍らに寄り添ってくれているね。
今日は穏やかに過ごそうかな。
そしたらママも穏やかに過ごせるもんね。