天井いっぱいに

部屋の壁にも

二段ベッドのわきにも

たくさん描かれた

推しのキャラなど

澄んだ笑い声

きらきらの笑顔で

元気いっぱいとびまわり

おかあさんはねてていいよ

おばあちゃんもいるし

うちも料理するよ

にんじん切ってみようか

それなら小さい包丁出すから

あとで一緒に作ろう

満面の笑みからの

薄れゆく笑い声

景色の違和感に


夢と悟った

目を開けたくない

現実

もうすぐ

4年だなんて


グラスの氷がひとりでに鳴る

どこまでも鈍いから

つっついてみたよ~

なんて…ないか…