半年前。

娘が生まれた。

結婚して10年目である。


もともと体が丈夫でなかった妻。婦人科系の疾病もあり、結婚前から、子供が望めない可能性は分かっていた。

女性に負担の大きい不妊治療は、初めから頭になかった。

子は授かりもの。

まさにその通りだ。


立会出産は難産。

「奥さんとお子さん、どちらを助けますか?」と、聞かれる事を覚悟した。

幸い、母子共に無事。


この半年間、何事もなくすくすくと育っている娘。

夏の間は、トイレに行く事もままならなかった妻。


今三人で笑える事が、とてもありがたい。


我が家に来てくれてありがとう。

娘に対する素直な気持ちだ。


まずは半年。

無事に迎える事ができた。

6ヶ月目の誕生日に、この詩を娘に送りたい。




<君に送る詩>


君が迷い 悩んだ時に
自分で答えを見つけ出せるように 僕は君に伝えたい
生きるという事


限りない喜びも
果てのない絶望も
きっと 裏切りと信頼の狭間で手にするだろう 愛情も


時折舞い込む幸運と 息つく間もない生活に
心が疲れ切ってしまう前に
愛する人と過ごす時が どれほど掛け替えのない物なのか
失う前に 気がついて欲しい


そしていつか
君が愛する人に
君を愛する人に
出会う時まで
僕は君を守り続けよう


僕がこの世から去った後も 君を守れるように
知識を使う知恵を
一歩を踏み出せる勇気を
孤独に負けない愛を
伝えたい
君への愛が永遠なのだと


生まれてきてくれてありがとう