写真と文で構成された、ぶたの絵本。
その絵本を真剣に見入る娘。ちょうどページをめくろうとしている瞬間を捉えた画像である。
娘の中に、ページをめくるという概念があるのかどうか。
その点はまだ不明だ。
ぶた。
英語で言えばPIG。
映画ベイブの台詞を借りるなら「ピンクのはだか野郎」。
妻は無類のぶた好き。
ミニチュアダックスを飼う前は、本気でミニブタを飼うつもりでいた。
以前、近くにあるホームセンター内のペットコーナーにミニブタがおり、ほぼ毎日通い詰め、店員の方と仲良しになった程である。
ミニブタと戯れるイベントがあれば、積極的に出かけるのだが、大抵は開催された事を新聞で知るの為、その機会は多くない。
豚の生産者さんの所へ見学に行った事もある。
その時は、たまたまその日の朝生まれたばかりだという、生後2時間の子豚を抱かせてもらった。
子豚の背中には、マジックで書かれた「9」の文字。9番目に生まれた子。という意味だ。
3ヶ月後には出荷される運命。
せめてその3ヶ月間、お母さんの愛情をたくさんもらえるようにと、緊張からか寒さからか、ふるえる小さな体を抱きながらそう願った。
頂きます。
食べる前に誰もが口にする言葉だ。
貴重な物を手に入れる時に、頭の上に掲げ、ありがたく頂く。という意味があると、あるお寺の和尚さんから聞いた。
野菜も魚も肉も、それを口にすると言う事は、全てそれらの貴重な命を頂いていると言う事に他ならない。
昔読んだ何かの本に、人は生まれながらにして、他者の命を奪わなければ生きていけない。と書いてあった。
その時は、人の歴史は互いに殺し合ってきた戦争の歴史だからだろうか、と思っていたが、今ならその言わんとする所が分かる。
閑話休題。
冒頭の絵本は、そんなぶた好きな妻が見つけた、お気に入りの一冊である。
妻は、娘が2~3ヶ月の頃から、読み聞かせている。
果たして、内容が分かるのかどうか。
読んでもらっていると、娘は熱心に見入り、ぐずりっていてもピタリ。本が無くても、そのフレーズを口にするだけで、笑顔になる。
娘にとっても、お気に入りである事は確かだ。
娘も妻と同じく、ぶたさん大好き♪になるのかも知れない。
