こんなに狭かっただろうか。
週末実家に帰った時の感想だ。
久しぶりに走った地元の道路は、幅も距離も記憶にあるそれより、遙かに小さかった。
小学校への通学路、自転車で走った道、虫を追いかけた草むら。子供の視線と大人の視線が違う事は確かだが、実家には二十歳過ぎまでいたのだ。今と背格好は大して変わらない。
何が違ったのだろう。
結婚し、家を建て、子供が生まれた。
そられが、何らかの心理的要因となっているのだろうか。
久しぶりに長渕剛氏をテレビで見た。
高校の時、彼の大ファンがいて、その友人の影響を受け、一時期よく彼の歌を聴いた。JEEP。
その当時抱いていた長渕氏と、テレビで見た氏との印象は全く違う。
当時は、何かに怯えるように虚勢を張っていたが、今は威風堂々。そう感じた。
私も氏と同じように、何かが変わったのだろう。
自分に、自信のような物が持てたのかも知れない。
小学生の時畑に植えたブルーベリーが、大きく育っていた。今年は多くの実が採れたらしい。
家の裏に生えていた、今にも崩れ落ちそうだった崖際のクヌギの木は、太い根でガッシリしがみついていた。
昔のように親に対して苦手な意識がなかった。
親を一人の人間として見る事が出来るようになった。
自然に囲まれた環境は、変わっていなかった。
また行こう。
実家に行って、そう思った。