南極大陸の調査用に作られたスノークルーザー | 世界珍ネタHunter!

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北極大陸は平坦な場所が多いのに対して、南極大陸は凹凸が激しクレバスが至る所にあって専用の乗り物が無いと南極大陸を調査出来ないって事で作られた乗り物らしい。大径のタイヤは大きなクレバスを跨ぐ際に必要になったからだと言う。現地に持ち込んで実用試験を試みたけど、1939年当時の製造技術では大径タイヤにトレッドの加工を施す事が出来ず、当然トレッドの無いスリックタイヤではスリップして走り出す事さえ困難で、応急処置としてチェーンを装備しても約2㎞走り出すだけで精一杯。実用性が無いと判断され現地に放棄された訳だけど、数年後に改修しようと雪に埋まったスノークルーザーを掘り出した所 氷山のクレバスに半ば落ち込む状態で沈下していて重機が無いと回収は不可能だと分かりその間々放棄されてしまった。その後は流氷となって流れ出し1960年ごろ南氷洋の底に水没したと言われている。結局何も活躍せずに、失われてしまったのは勿体無い気がする。