
J-15戦闘機の量産開始を受け、ロシアが知的所有権侵害批判を強めていると報じた。空母戦力の整備を続ける中国は、艦載機として国産戦闘機J-15の量産体制を構築している。このJ-15だが、国産戦闘機をうたいながらも実際にはロシアの戦闘機SU-33をベースに開発されたものだ。 中国は艦上戦闘機SU-33、2機を購入したいとロシアに持ちかけたが、ロシアは技術流出を恐れ拒否した。すると中国はウクライナからSU-33の試作機T-10K-3を購入、J-15のベースとした。中国によるロシア製兵器のコピーはこれだけではない。中国はロシアとライセンス契約を結びSU-27を製造していたが、後にコピー品のJ-11を開発。その技術を自国のものとした。またロシアのS-300PS地対空ミサイルもコピーし、HQ-9という名の国産兵器とした。いずれも中国人民解放軍が使用するのみならず海外に輸出され、ロシア製兵器の市場も低価格を売りにして、荒らされてしまっている。さらに中国の有人宇宙船・神舟もロシアのソユーズそっくりの設計となっている。中国のパクリ、コピーは兵器の分野にとどまらない。一般の商品から建築物まで模造品があふれかえっている。なぜ中国はてらいもなくコピーするのか。ある専門家はアジアの経験がそうさせていると語る。日本にせよ、韓国にせよ、東アジアの国々はコピーからスタートして経済を成長させてきた。中国も同じ道をたどっているだけだという。こうした状況を考えれば、ロシアは中国と新たな契約を結ぶ時には、知的所有権を厳格に守るよう要求することが必要になるが、仮に技術提供を受けても独自技術だと言い張る中国は一筋縄で収まらない。

