アメリカには巨大なコンクリート製の地上標識が在るのだが、これは1920年代のアメリカでは東沿岸から西沿岸までの航空郵便事業の為の航空路が設置されていたが、航空路としては無線航行援助設備も無く不完全で、夜間の飛行や悪天候での飛行になると機位を失い目的地に到着する事は略不可能だった。この問題を解決するために導入されたのが巨大な矢印を使った航行援助設備の地上標識で、上空からでも国を横断する道のりを辿れるようにするために、大きさは約20mもあった。この矢印は鮮やかな黄色で色づけられ約15mの航空灯台とセットにして配置された。航空灯台はガスを動力とするライトが取り付けられ、ふもとにはガスの格納庫も用意されていた。巨大な矢印は16km離れている場所からでも目で確認できるようデザインされ、それぞれの矢印の先、ものによっては約5km先に次の矢印が配置されたため、パイロットたちは道に迷うことなく目的地までたどり着けるようになった。National Postal Museumによるとこの航空灯台は航空路上に約16km間隔で配置され、ライトの明かりは約60km離れた場所からでも確認ができたという記述もある。その後、無線航法設備の拡充と航空機の飛行高度が高空になる事で、これらの設備は不要になり航空灯台は解体されコンクリート製の地上標識の矢印だけが残されている。