バルブオーバーラップノーマルカムと1100用ヨシムラカムのバルブリフトは、正直言って同じ値なのでハイパワーを目的として装着する意味が全くないが、ノーマルカムが絶版なので、このカムで仕方なく代用する事は可能だろう。但しこの2つのカムで一番大きな違いは、カム開度(作用角)が違うので注意しなければならない。ノーマルカムは吸気側作動角280°排気側272°に対しヨシムラカムは吸排気共に作動角が245°になってる。ノーマルカムの作動角が、大きいのはバルブオーバーラップから生まれる慣性吸気効果により高回転でエンジン出力を引き出す事が目的として設計されているんだろう。それに対してヨシムラカムはバルブオーバーラップが狭いのは低回転時にバルブオーバーラップによって吸気された混合気が排気と共に排気されてしまったりピストンが上昇すると吸気が阻害されてしまうし排気バルブを開くのが早すぎると、膨張してピストンを押し下げるエネルギーを開放して低回転での運転性悪化を改善する目的で敢て作動角を狭くしているんだろうか??で、このカムシャフトを取り付けてもカムプロファイルが同じなので馬力UPは出来ないが、軽量カムシャフトと軽量カムスプロケット、クラッチの軽量フリクションプレートの装着でエンジンの内部フリクションが低減した事を体感出来るかもしれないが、コストパフォーマンスを考えたら利点が低い。