
現在、JAXAが目標とする超音速機は、過去に運航されたコンコルドよりも、ソニックブームの衝撃音と離着陸時の騒音が半減する超音速機で、30~50人乗りの小型の物が計画されている。このソニックブームとは、航空機が音速を超えて飛ソニックブームとは、航空機が音速を超えて飛行する際に、機体周辺に発生する衝撃波が地面に到達し、バーンという爆音を出す現象。ソニックブームの衝撃波によって窓ガラスが割れることもあり、コンコルドは陸上での超音速飛行が禁止され、就航できる路線も限定されていた。しかも燃費がとても悪いうえに、乗客定員が100人と少なかったため、航空運賃が高額だった為、商業的に失敗してしまった。それでも、パリ、ロンドンからニューヨーク、ワシントンDCまで3時間半で航行するコンコルドは、世界中を飛び回るビジネスマンにとって、とても魅力的な交通手段だった。コンコルドは、2003年に運航が停止されたが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、コンコルドに変わる次世代超音速機の開発が行われる様になった。ソニックブーム低減については、機体前方のソニックブームを低減する技術がアメリカで実証されているが、 JAXAでは、更に一歩踏み込んで機体全体でのソニックブーム低減技術の実証を考え2010年代の中頃までに、超音速機のソニックブームを半減する技術を確立し、2020年代には超音速機を実用化したいと計画されている。現在開発研究中の超音速機の試作モデルがメディアに公開された。この試作機は富士重工が宇都宮で製作され、今年の8月にはスウェーデンで滑空試験が行われるという。公開された試作機は全長8m、重さ1トンの無人機で、形状を工夫することでコンコルドの4分の1程度に騒音を減らせると言う。

