
中国では現在、1970年代末以来の3度目の移住ブームが起きていると報じられている。経済参考報が行った関連調査では、2009年に中国から米国への移住だけでその人数は6万5千人に上り、しかもその大半は、エリートや富裕層であるという。彼らの移住先は主に、米国を筆頭にカナダやオーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどの先進国。今年4月に公表された中国社会科学院の関連報告書でも、「中華人民共和国史上3度目の移住ブームが起きており、中国は世界最大の移民輸出国家となりつつある」との指摘がある。中国の多くのエリートたちは、日に日に悪化する大規模な環境汚染問題に対して、企業は多額の制裁金や補償金を支払う。基準を満たしていないとして環境保護省から戒告を受け、株価は下落、会社への評価はひどく傷つく。こう言った問題を繰り替えされると、この国の未来に見切りをつけて中国からの「大逃亡」を実行しする。そのことはまた、中国という国の危うさを十分に示しているだろうが、このような動きを見て、今でも人件費の安さや日本から距離的に近い事から望みをかけて中国への進出を試みようとする日本の企業は、一体どう考えるべきであろうか・・・。

