出力電圧が2倍のリチュウムイオンバッテリーを開発 | 世界珍ネタHunter!

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現在普及しているリチウムイオンバッテリーは比較的コンパクトで軽量にも関わらずリチウムは金属で最大のイオン化傾向を持つ為、これを負極として用いると正極との電位差が得られて高い出力電圧となる事から、携帯電話から車、バイク、船舶、航空機まで、さまざまなものに使用されているが、チューリッヒ工科大学のMaksym Kovalenko氏率いる研究チームはナノクリスタルを電極に使用し、これまでのバッテリーの略2倍の出力電圧になるリチウムイオンバッテリーを開発した。リチウムイオンバッテリーは充電すると陽極の中のリチウムイオンが陰極の中に吸収され、放電された時に陰極から放出され放電時、マイナスの電気を帯びた電子は外部回路を通って陽極に移動するののだが、電荷のバランスを保つために、陽電気を帯びたリチウム原子はバッテリー内の電解物を通る、というのがリチウムイオンバッテリーの基本的な仕組みであるが、市販されているバッテリーのほとんどは、陽極をニッケルやコバルト・マンガンの酸化物から、陰極を黒鉛から作っている。だが、研究チームは電極をニッケルではなくスズの結晶で作成することで、電極に従来の2倍のエネルギーを蓄える仕組みを研究した。スズは最小4つのリチウムイオン原子を吸収することが可能ではあるが、吸収作用によって体積が4倍にまで大きくなり、放電が終わると縮むという性質を持っているため、研究者たちはこの問題を解決せねばならなかった。そこで研究チームは極小の結晶を作成し、浸透性、伝導力のある炭素基盤に埋め込んだところ、大量のイオンを吸収し放出できる物質を作成することに成功した。この方法で作った電極はスポンジが水を吸収するようにリチウムイオンを吸収し、放電時にはイオンを放出する。もし電極が小さなスズだけで作られていたとしたら、このようなことは不可能だったとのこと。この時、スズの結晶はできるだけ小さなものを選び、後から成長させるという方法を採用することで、結晶の大きさをコントロールすることが出来ると言う。実験によって10ナノメートルの結晶が最も効率であることが判明し、最終的に均一なナノクリスタルと炭素・結着剤によって従来の2倍のエネルギーをバッテリー内に蓄えることが可能になった事で今後、生産コストを下げ、安定した供給を行えるようにするため、最も効率のよく作用する炭素基盤や結着剤などの発見が注目される。恐らく数年後には、現行のリチュウムイオンバッテリーよりもコストを抑えた廉価版のバッテリーが登場する事になるだろう。




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