種類 引張強度 降伏強度 伸び 使用用途
(MPa) (MPa) (%)
CPチタン(1k級) ~300 ~250 30 マフラー
CPチタン(2級) ~450 ~380 22 排気系
Ti6Al-4V ~1,050 ~950 10 コンロッド、ボルト
Ti6Al4Sn4Zr1Nb1Mo0.2Si 1,150 4 排気バルブ
Ti4.5Fe6.8Mo1.5Al 1,290 1,380 10 サスペンション
γTi-46.8Al1Cr0.2Si 525 410 ~2 ピストンピン
エンジン部品の中でも特に重要なコンロッドには圧縮力、引っ張り力、曲げ力などの複合的な力を受ける部品であり、小端部や大端部は弾変形や摩耗し辛い素材が要求される。過去にはホンダRC30やNSX等で採用され、最近ではドカティがTi6Al-4V材のチタン・コンロッドを採用している。但し、無垢の真々では耐摩耗性が鋼材に比べ低いので表面にはPVD-CrN被膜コーティングが施されている。エンジンの吸排気バルブの弁系統では、排気温度が900℃にも上昇するので、交番応力の掛かる弁座や曲げ応力の加わる軸には、耐クリープ性、長期間の安定性、延性、耐酸化性が必要とされる。吸気バルブは温度が低いのでTi6Al-4Vで十分であるが、排気バルブにはニヤαTIMETAL834(Ti-6Al-4Sn-4Zr-1Nb-1Mo-0.2Si-0.3Oをマトリックスにし、TiB粒子で強化したPM合金が使用される。

