
其れまでのパート毎に溶接された複雑な形状の部品では大型化する程、溶接による熱歪によって部品精度のズレは避ける事は難しくなってくる。ブローホール、ピンホール、アンダーカット、オーバーラップ等の溶接欠陥もあり、超音波測定やレントゲンによる写真撮影で溶接部分の欠陥を発見する訳だが、航空機の様に部品一つ辺りの重量を軽くし更に部品精度を高くし量産性を高めたい場合ネックになってしまう。其処で鋳造部品が広まる事になるが、鋳造は金属密度が粗くしかも巣穴等の欠陥が生じ易い事から鍛造によって金属密度を細かくし単一重量辺りの重量を軽く出来るメリットがある事から広く採用される様になった。第二次大戦が終了して間もない1950年代にアメリカでは、大型化する航空機に使われているマグネシウム合金製の鍛造部品用に巨大プレス機の製造が計画され1957年の終わり頃に重量726万トン、プレス圧力5万トンのプレス機を作り上げた。因みに第二次大戦中のドイツでは、700万トン級のプレス機の開発が行われていたと言う。

