アルミリチュウム合金製キャリパー | 世界珍ネタHunter!

世界珍ネタHunter!

平凡な毎日を珍ネタで生活に潤いを・・・?

moto GPのマシンに使用されているラジアルマウントキャリパーには、アルミリチュウム合金製のキャリパーが使われているが、これは軽くて硬く、熱伝導率が良い事からそれ迄のジュラルミン系アルミ合金に代わり使用される様になった。このアルミリチュウム合金が研究され始めたのは1920年頃からであり、実用化されたのは1958年であった。初めてアルミリチュウム合金の実用化に成功した当時、アメリカのアルコア社によって2020合金が開発され、即座に米海軍偵察機RA-5Cの主翼構造部材として採用されたが、その後、合金の延性、靭性が合金の結晶方向によって著しく低かった事が判明し使用は中止される事になった。しかし、1970年代に入ると省エネルギー化や複合材の拡大に対する懸念からアルミ合金製造メーカーが中心となって中止されていたアルミリチュウム合金の研究が行われる様になった。その結果、溶解、鋳造技術の向上によりアルミリチュウム合金の特性が改善されAl-Li-Cu系の2090、Al-Li-Cu-Mg系の2091,8090、8091が誕生し民間機や戦闘機等に使用される様になった。その後さらに異方性や靭性を改善すべく合金開発が行われアルコア社やレイノルズの共同開発によって2097、2197系の合金が登場した。因みに、ブレンボのアルミリチュウム合金に使われている合金は、恐らく2097か2197系の合金ではないだろうか。






       $世界珍ネタHunter!