チャック・イェーガーのNF-104Aでのクラッシュ | 世界珍ネタHunter!

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映画「ライト・スタッフ」でNF-104Aに搭乗しクラッシュするエピソードが語られているが、劇中に彼が搭乗する機体のベースとなったのは、ロッキード F-104 スターファイターで初のマッハ2の戦闘機であり、この機体は上昇中に音速を突破した初の機体でもあった。1954年、米空軍向けの本機を飛行テストした際にひどいピッチングを起すという問題を抱えていた。迎え角30度で飛行してると、T字型尾翼が突如、短くて薄い主翼の強い先流域に入ってしまい、急に激しい機首上げ現象が起こる現象だった。次ぎにパイロットにわかったのは、フラットスピンに陥って落下しだすと、これから脱するにはスロットルを一杯まで倒して出力全開にするしかなかった。カリフォルニア州にあるエドワード空軍基地の航空宇宙研究パイロット学校の教官として赴任したイエーガーは、高高度における無重力訓練に使用する目的でロッキード社から引き渡された機体を、訓練生が訓練に使用する前に、どの程度の高度で空力的ピッチアップが機首に取り付けられた過酸化水素反動制御装置の推力を上回るのか調査する必要があり、1963年12月12日に午前と午後のフライトが計画された。彼自身、事のついでにF104のロケット駆動型で高度記録を樹立したいと考えていた。尚、映画では事実とは異なりドラマッチックな演出の為に飛行計画とは関係無く無断で飛行した事になっている。その日の第一回目のフライトが終了した後、面会にやって来た妻と母親と共に大きくかさばった与圧複を着た間々一緒に昼食を摂った。昼食後は再度試験機に搭乗し高度3万5000フィート迄上昇し、アフターバーナーを作動させ、過酸化水素とジェット燃料を混合気にした尾部の推力6000ポンドのロケットブースターに点火した時、速度はマツハ2をゆうに超えていた。70度の急角度で上昇を続け、高度6万フィート(1万8千メートル)に達し、この高度になると希薄な大気によりアフターバーナーは酸欠により燃焼出来ずに停止した。その後4万フィート迄緩降下し空気流によってエンジンを再点火し加速し後にエンジンを切り、ロケットブースターのみで目標高度を達成しようとした。尾翼の垂直尾翼に装備したロケットブースターの尾菅部の温度には注意を要し、急角度での上昇では過熱する恐れがあった。機は高度10万4000フィート(30万1200メートル)に達し、長い弧を描ききって水平飛行に入ろうとした時に問題のピッチアップ現象が起こった。機首に装備した小型反動制御装置を使って、機首を押し下げ様とした。午前中のフライトではそれで問題はなかった。ところが午後のフライトでは反動制御装置の効果がなかった。イエーガーは、過酸化水素の噴射孔を開きっぱなしにし、過酸化水素を使い果たすまで機首を下げ様としたが出来なかった。そしてついに機体はフラットスピンに陥った。エンジンは十分な吸気を得られずに停止寸前迄回転数が落ち、高度4万フィート(12万メートル)辺りで停止し全ての油圧装置の機能も失われた。後にデータ記録器で解った事は、高度10万4000フィート(30万1200メートル)から砂漠の地面に激突するまでに14回フラットスピンしていた。イエーガーが13回までコクピットに留まってギリギリ射出脱出した。高価な航空機を失いたいくはなかったが、ほかにはどうしようもなかったと後に述べている。彼が航空機から脱出したのは、これで3回めだった・・・最初はワイオミングで飛行訓練中でB-24爆撃編隊にたいする模擬攻撃を行っている時に乗機のP-39のエンジントラブルによる脱出。二度目はフランス上空でドイツ機と空中戦をしてた時に、ドイツ機に撃墜され脱出した。三度目はロケット駆動のNF-104Aで二度目のフライトを実施した時だった。







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