輸入工作機械とデットコピー | 世界珍ネタHunter!

世界珍ネタHunter!

平凡な毎日を珍ネタで生活に潤いを・・・?

戦前、要求される機械加工精度の高さと量産設備の拡大に伴い三菱や中島でもイギリス、アメリカ、フランス、ドイツ等から輸入された高価な工作機械を購入し、一部の工作機械は社内に設けられた工作機械製造部門にまわされ分解されデットコピーされたり一部を簡素化した汎用型を製作していた。当時、飛行機とは直接関係が無かったトヨタ自動車でも高精度な輸入工作機械を購入し、紡織機を製造しながら、精密加工のトレーニングと称して工作機械のデットコピーを行い社内の工作機械製作能力を高め、必要とする工作機械を製作して、自動車生産技術を築き上げていった。1940年台に活躍したトヨタ製の汎用旋盤は、現在の様な汎用型旋盤であり横長でベッド、主軸台、心押し台、往復台、送り機構から構成され、機械の大きさは心距離間500~5000mm程の大きさの汎用旋盤であった。現存するトヨタE型旋盤は、名古屋の産業技術記念館で保存され見る事が出来る。旋盤は工作物に回転を与え、バイトで外丸削り、中ぐり、正面削り、ネジ切り,ローレット等の機械加工が出来る工作機械である。旋盤以外にも汎用フライス盤もあるが、このフライスと言うのは、フランス語で「金属で切削する円筒状の回転式刃物」と言う意味があるとされるが、恐らくは戦前輸入された製品の多くがフランスからだった為、その名残で今でもフライス盤と称されていると推測されるがドイツ語の「Fräse」や、フランス語やオランダ語の「Fraise」に由来する説もあるとされる。英語ではミリング・カッター(Miling Cuter)称させる。フライス盤は数個の切れ刃を持ち、回転する切削工具で、各刃が次々に工作物を削る。