
ものづくりの街浜松は太平洋戦争の空襲により焼け野原となりました。この焼け跡から復興がはじまり、それまでの織物の街からオートバイの街へ大きく変化してきました。
この地域では織機製造から大きく方向転換したスズキ、自動車修理工場からオートバイ生産を開始したホンダ、楽器製造から新たな分野へ進出したヤマハに代表される世界的な企業をはじめ、数多くのメーカーが競い合いオートバイの街浜松を創り上げてきました。
そこには、オートバイ工場で働く人たち、オートバイとともに生活を営んできた人たちが町に溢れ、活気に満ちていました。
今回の展示では、1950年代前後の戦後のメーカー濫立期のオートバイから、1970年代までの名車を浜松の街の歴史とともに、紹介していきます。

ものづくりの街・浜松から生まれたオートバイメーカー3社の世界進出に賭けた、創造力溢れるデザインに焦点をあて、戦後の日本の発展に大きな影響を及ぼしたインダストリアルデザインの役割と、芸術性の高いオートバイデザインを、時代ごと実物のオートバイやそのパーツ、アイデアスケッチ、写真などで紹介します。