朝2 | 木のうろ

朝2

時間が解決するよ、という言葉は、
時間が経つのを安穏とじっと待つのではなく、時間を経過させるために自分が動かなくてはならないことだと思った。

いや、ねばならない、ではなく、動こう、という自分自身の意志によってだ。

ここ数日仕事をして、友達と話して、以前に書いたメールの相手とメールをして、すごく安易な書き方かもしれないけれど、幾分落ち着いてきた。

過ごした歳月に固執するのではなく、その歳月をどう過ごしてきたかをきちんと反省、反芻することが大切なのであり、それは一ヶ月でも三年でも八年でも変わらない。彼女は多くを語らないし、語ることが下手な人だったが、今思うと多分そういうことを伝えたかったのだろうと思う。


不謹慎とは思わない、今は新しい恋愛がしたいと思う。
もうしばらく一人でもいいとも思う。
やっぱり誰か側にして欲しいとも思う。
その相手が彼女でも、新しい相手でもいいとも思う。
もし万が一その相手が別れた彼女だとしたら、それは新しい「彼女」なのだろうから。
ただ、今では可能性を考えられるようになった。

別れを告げられた相手の為に自分を磨こう、そしてもう一度アプローチしようという書き込みをいろんなネットで目にした。自分もそう書いた。

でも、今ではそれは間違いだと思う。勿論、その思いで必死に頑張っている人だっているだろう。

けれど、別れを告げた相手のために自己研鑽をすることは、多分自分自身に必要以上の負荷をかけ、心をより苦しめることになる。思いでだってどんどん強固になっていく。

相手のためにではなく、自分自身のために、自分自身の力や時間を使えるようになったとき、初めて過去は過去として見られるようになるんだろうし、新しい相手に向ける目も開かれるのだろう。

多分、一人の生活に段々慣れつつある。
心は今日は平静だ。

見知らぬ相手とのメールにやりとりしてくれる彼女も、電話口で泣きついて話を聴いてくれた彼女も、飲み屋で一緒に泣いてくれた親友も、そういう存在が居てくれて幸せだと思う。

骨折が激痛からうずきに変わるように、心も変わっていくんだろう。