リラクゼーションサロンでは…

治療出来ません!

治せないんです!

治せるようなスキルも無いんです!

どうやったって良くなりません、改善しません、治りません!


だって、無資格で出来る仕事ですもの。

ビフォーアフターで変化が無いのが当たり前。良くてせいぜい一時凌ぎに『軽くなった』気がするだけ。


それがリラクゼーションサロンのお仕事。


体を揉まれて気持ちいいとかおしゃべりしてストレス発散とかちょっと仮眠とか、そんなんでリラックスしてもらう事が目的で、体の不調を改善したり治したりは出来ません。

心が癒される事はあるかもですが…。


そんなリラクゼーションサロンに夢を見ているらしいお客さんって結構多い。

そもそもお客さんは、我々の行為を『マッサージ』と当たり前のように言います。

電話口で「今からマッサージだからかけ直す」とか。

違うからね?


マッサージとは。

『あん摩・マッサージ・指圧(あまし)師』と言う国家資格を有する人が、治療(準治療)行為として行うもので、看板にマッサージの文字を入れて良いのもその資格を持ってる人だけ。

マッサージという行為自体、モノホンの医者でなければあまし師さんだけしかしちゃダメって事になってます。まぁ、柔道整復師(接骨院)の先生もやってる人がいますが…。


なので、無資格の人間が大半のリラクゼーションサロンセラピストは、マッサージが出来ません!

そもそも「治療目的お断り」と注意書きなりがある所が大概じゃないかな?

良くなるわけがない………。


そんなリラクゼーションに夢を見ないで頂きたい。


若ジィは、リラクゼーションサロンのセラピストです。

な・の・で…本来こんな事言っちゃダメなんだけど、リラクゼーションは贅沢品でコリがほぐれるとか何だとか、そう言うのは単なる副次効果と思って欲しい。

いや、もっと直接的に言うと、無駄行為なので来なくても良いですよ?


と言うのもね、何も良くならんし治らんとですよ。

そんなモノに安くもない金を投入してある程度まとまった時間を使うわけです。

若ジィは思います。本気で思います。

『金と時間をドブに捨てるようなモノだ』と。

いやマジで。


こう言う仕事してるとね、気付くんですよ。「あ、これ意味ないな」と。

そりゃね、気持ちよかったとか楽になったとかありがとうとか言われれば嬉しいですよ?

でもね、そこじゃ無いんです。

本質的に、肩こりだ腰痛だの原因の大半は運動不足。

姿勢が悪いのもある意味運動不足。

なので、そんな不調を本気でどうこうしたいと思うなら、うちで落とす金と時間、ジムにでも行って運動を。可能であれば筋肉と筋力の増強を。その方が百万倍マシです。何より確実。


問題点。

肩こりはマジで運動不足。使わない動かさない状態だと凝ってしまうのは当たり前。

ほれ。鉄製品なんかも動かし続けるより動かさないで置いとく方が錆びるよね? あれと一緒です。

人間のからだも動かさないと錆びついて、いざ動かした時にプチプチ切れたりで炎症起こして痛みになる。困ったものだ。

なので普段から動かして、動く体と動かせる筋肉を維持する事が大事。

ラジオ体操くらいで良いんです。

ただあれですよ? 某日本放送協会のお姉さんばりにキビキビしっかりやってくださいね。じっとり汗をかくほどに。

毎日でもやって習慣づけれれば、肩こり知らずになるでしょう。


腰痛は、骨格異常でも無いのなら筋力不足です。

肋骨がないお腹周り。そこは腰骨だけで支えているようなもの。なので肝心になるのが筋肉! インナーマッソーを鍛えて腰骨にかかる負担を軽減しましょう。

そうすれば腰痛は自然とマシになるし治ります。あえて断言してみました。


疲れが溜まってるって人もいますかね?

まず人に体を触られている状況は、簡単に言うと外部から刺激を与えられているようなもの。つまり休まりません。

疲労がと言うなら、家でゆっくり寝てください。質の良い睡眠をしっかり取れればそれだけで疲れは取れます。

と言うか、疲労は寝ないと取れません。

揉まれて楽になったように感じるのは、一時的にとはいえ代謝が上がった事で、血流に乗って老廃物の滞りが散らされたからと考えます。

つまりは一時的。ほっとくとまた滞ります。


そもそも揉むって行為は、局所的にストレッチとか動かすとかの運動をさせているだけのものにすぎません。だったら自分から能動的に動かした方がいくらも都合がいい。何より、きちんとしたリハビリテーションならまだしも、ちょっと動かしてやってるだけのほぐし程度では筋肉は出来ません。

過度にやると逆に怠けて衰えるだけです。

自分で動かせるようにしてないのでまたすぐ錆び付くしね


そんな感じです。


じゃあリラクゼーションサロンって何であるんだろう?

需要は?

贅沢品としての意味合いで正しく? 利用している方々は置いとくとして、そうじゃない人への需要とは?

世の中には、先天的後天的を問わず、骨格に異常があったり内臓疾患による老廃物の排出機能の異常や障害、事故等による怪我の後遺症や手術等による欠損などで、体のバランスが根本から崩れてしまい、どれだけ運動しても筋肉付けようとも関係なく、凝ってしまう人がいるんです。

他にもお仕事の都合で病院やらへ行けない(動ける時間帯にはそう言った施設がやってない)方とかね。

そんな方々が一時凌ぎであろうとも何とかしてよと駆け込んでくる。

そんな方々には必要でしょう。


若ジィは、それならば意義ある職業だと思ってます。

そんな訳で、無意味な仕事だとまでは思ってませんが、大多数のお客さんには無意味な事しかしていない。

やれやれな現状です。


まったくもって、ご利用は計画的に、です。

少なくとも、五体満足で病気もないならジムへ行け! ジムが嫌ならウォーキングでもジョギングでもラジオ体操でも何でも、しんどかろうが何だろうが運動をしてください。

つもり貯金で節約も良いですね。お金を『無駄』にしなくて良いですよ?


来るのは拒みません。拒むと収入無くなるので。

でもその程度です。

ただ、リラクゼーションサロンでは治せません。改善も望めません。自分でなんもしないなら、本当に「あー気持ちよかった」で終わってしまう贅沢品になりますよ?


無駄にしないためにも、容量用法を守って過度の期待は捨てたご利用をお願いします。


御一読多謝m(__)m