今日は、オレンジマンがいない初めての父の日。

オレンジマンは、よく私が通勤する前に、自転車を庭から歩道に出してくれました。

ある日の朝、通勤前に庭で自転車をいじっているオレンジマン。

どうしたの?と聞くと『空気入れようと思って』と…

まさかっ!!

タイヤを見るとシュー!!と言う音と共にみるみるぺしゃんこになっていくタイヤ。

うわー!!やっちゃった!!

慌てて手で押さえるオレンジマン。でもそんなことをしてもシューと言う音は止まず…

私の自転車は、自転車屋さんに持っていかないと空気が入らない。でもそんなことを知らないオレンジマンは、良かれと思って空気を入れてくれようとしていた。

朝の慌ただしい時間に、しかも通勤手段の自転車はもはや機能せず(T-T)

あの情けないと言うか、慌てた顔を見たら怒る気にもなれず、まして良かれと思ってやったことだから、もういいよと言って会社に言った。

不器用だけど、たまに余計なことして母に怒れたりもしたけど、今思えばそれも、オレンジマンの優しさだったんだと思う。

いつも、かまってほしくて、気に入ってもらいたくて、子供っぽかったオレンジマンは、かわいいお父さんだったな。

最後は、自分の病気を知らなかったので、ありがとうなんて言ったら、バレてしまうから言えなかったけど、今となっては一番の後悔。

病状が急変し駆けつけたときには、もう反応がなかったオレンジマン。
きちんと話せるときに、言いたかった。

お父さん、ありがとう。
きちんと言えなくてごめんね。





最後の力を振り絞った笑顔。
お父さん、笑って!と言ったら精一杯の力でピースまでしてた。まったく!最後までお調子者だったね!

向こうでも、お調子者で楽しくやってるといいな(^_^)












Android携帯からの投稿