オレンジマンとは


父の生前のあだ名(自称)


なぜ、オレンジかと言うと


悪さをしないように


どこに居るかすぐに分かるようにと


母が、蛍光オレンジ色の


ジャンパーを着せたことから


その名がついた


言われたのか、自ら広めたかは


未だ不明


父は、サラリーマンを引退後


自宅の裏にある市の家庭菜園で


野菜を作っていた


携帯を持っていない父がどこにいるか


すぐ分かるようにと、母が考えたのは


目立つ服


と言うわけで、そんな派手なオレンジを


着るようになった


家の裏からも


その反対側にある


公園からも


おかげでよく見えた


それから、『お父さんが散歩してたの見たよ』


と、知り合いからよく言われるほど


目立った


逆に、都合の悪いこともある


ある日、新宿で堀くんの試合を見ていたら


知らない番号から着信が!


?と思いとりあえず出てみると


犬関係の知り合いからでした


『ノンちゃんのパパ、外で寝ちゃってるから迎えに来てー!』


と…。


たまたま通りかかった、別の犬友さんが


オレンジジャンパーのおかげで


うちの父とわかったらしく


連絡先を教えてくれたとのこと


ゲッ( ̄□ ̄;)!!


でも、すぐには帰れないので


母に電話で伝えると


直ぐに迎えに行くとのこと


どうやら、近所の屋台の前で


酔って寝てしまったらしい


しかも、砂利の上に大の字で…


その上雨が降って来たからと


連絡をくれたようで…


家ではお酒を自粛していた父は


たまたま通りかかった屋台に知り合いがいたらしく


泡盛をいただき、泥酔してしまった模様


大人4人がかりで


とりあえず車に乗せて帰って来たはいいもの


今度は母一人で降ろせなくなり…



それからはと言うと



続きはまた…