おじいちゃん

父が亡くなり、早いもので今日で3ヶ月。


最近、公園を散歩していると


同じことを聞かれる


と言うか、犬に話しかけられる。


『今日はおじいちゃんじゃないんだね』と。


ん？？？


どこのおじいちゃんだ？


散歩してくれているのが、おじいちゃんじゃないんだね。


と言いたいらしいけど



おじいちゃんって誰？



と思うと


『最近、男の人見かけないけど、これ同じ犬だよね？』と


と、父と同じぐらいの年齢の男性に聞かれた。


どうやら、父のことらしい。


おじいちゃんとは、孫のいる人ってイメージがあるから


ピンと来なかったけど


言われてみれば


おじいちゃんと言ってもおかしくない年齢でした。


ただ、孫も居なければ


娘は嫁にもいけてなく…


おじいちゃんにしてあげられなくて


ごめんね、お父さん。


その男性に『亡くなりました』と言うと


『えー！？ついこの間まで元気に散歩してたのに！』と


驚かれていました。


そんなやりとりはその人だけでなく


散歩で会う人から


何度も同じことを聞かれました。



先日は、見知らぬ女性が家を訪ねてきて


『お父さんいらっしゃいますか？』と。


事情を話すと涙を流して悲しんでくれました。


その方は、家庭菜園で父にいろいろ教わり


お世話になったからと


初めて育てたカブを


届けてくれたようです。


父にも、こんな素敵な友達がいたんだなと思うと


ちょっと嬉しい気持ちになりました。



そうそう、父には


畑仲間のあいだで


オレンジマンと言うあだ名がありました。


その話はまたいつか(^_^)