公演解説に、雪桜乱れ舞う、妖幻なる和風ロックファンタジー。 とあるように
まさに、その通りでございました。
舞台を観終わったあとに、この空間に居れたことが本当に幸せで、幸福感に満ち溢れていました。
いままで経験したことのない、胸がいっぱいで終演後、ご飯が喉を通りませんでした。
ファンタジーとは?
と、Wikipediaさんがおっしゃる通りの現場でした。
ただただ綺麗な舞台だけでなく、本の中身はしっかりしていて幻想の物語にグイグイっと引き込まれていきます。雪組ファンにとっては、確かにネモ=村とるろうに剣心=けしの花を思い出してしまう内容ではあるけど、プロセスが違うので気にはなるけどならないみたいな感じです。
ファンタジーを創り上げるうえで大事な要素は、舞台演出や衣装などというのはわかってます。しかし、それを有無を言わさず着こなし、綺麗な舞台にいても見劣りしない、納得させられる演者が、1番大事なのではないかと今回本当に思いました。
あーさ、素晴らしいよ。ほんと。
あーさの為のあーさだけによるお役です。舞台との相乗効果でさらに美しさに目が離せません。ヤング谷先生、ありがとうございました。
ロックに関しては、確かにロックでした。最初の音楽は、ノブナガ?と思ったし、1幕終わりのあーさのシャウトは最高でした。ロックだぁとなりました。ヨリトモソングもロックだよね。でもロックだけじゃなくバラードも素敵な曲で、一刻も早くダウンロードしたいです。配信いつだろ。ありがたいことに2回観劇することができたわりには、いつもあーさを見ることに一生懸命なため、歌詞が入ってこないので歌詞が気になります。愛について歌ってたのはわかりました。宝塚だね。
雪組生もほんとに素晴らしく、谷先生曰くキャラ祭りと言ってましたが、最高のキャラ祭りでした。その祭りがフィナーレにつながるのが楽しすぎました。
フィナーレ、デュエットダンスとあり、こんな満足な公演に今後巡り会えるのか不安さえ抱いてしまいました。
あーさはまだまだ袴に慣れてないため、ヒヤリな場面が千秋楽でもあったそうです。あーさの和装がとても似合っていたので、袴をビシッとさばけるようになっていって欲しいなぁと思います。フランス物続くけど。

なんてこった。
ちょっと違った目線なんですけど、刀剣乱舞を見てからの観劇だったこともあり、少し刀に注目して観劇しました。
ヨシツネが持っていた刀はたぶん
膝丸 ひざまる
です。またの名を薄緑。薄緑は熊野の山に例えて義経が付けた名前です。しずかが亡くなっていたので、この舞台では薄緑だと思います。
そして、しずかに託しツネから返される短刀は
今剣 いまのつるぎ
かと思います。有名な義経が自害したときに使用したものです。この物語の最後は、谷先生のロマンスである義経=チンギスハンの最後なので、自害することはないけど、義経は今剣で自害する物語がほとんどだと思います。そういった使い方ではなくとても素敵な使われ方で、今剣も成仏できたことでしょうと思いました。
そして、ヨリトモが持っていた刀はたぶん
髭切 ひげきり
です。髭切と膝丸は兄弟刀で、膝丸は義経の手を離れていずれ頼朝のもとへ行きます。刀は揃うことができました。しかし、こちらの舞台では兄弟が揃うことはありませんでしたが、自分の望む未来に向かってお互いを思いやって行くという最後でしたので、心は繋がっていました。素晴らしい。
ひとつだけこうだったらよかったのになぁと思ったのが、膝丸は薄緑というくらいなのでイメージカラーは緑です。ヨシツネの持っていた刀は赤がメインでした。それに対してヨリトモが持っていた刀は柄糸が緑でした。
逆がよかったなぁなんて少し思っていましたが、そんなのは小さいことで、本当にこの素晴らしい舞台を観ることができて嬉しかったです。
千秋楽おめでとうございました。