人間が人生で最も筋肉のあるのは20代で30歳以降は10歳年をとるごとに5~
10%ずつ筋肉は衰えていきます。
実はこの筋肉の衰えが加齢とともに人の体力を奪いさまざまな病気を引き起こ
すひとつの原因だと言われています。
体重のうち筋肉の占める割合を筋肉率といいますがその標準値は男性で
33%、女性で27%程度といわれます。
男性女性にかかわらずこの数値をひとつの目安に20代まではしっかりと筋肉
を身につけましょう。
30歳以降ではその筋肉をできる限り維持していくことが、今の健康だけではな
く将来の健康を考える上でも重要なことなのです。
そのためには①筋肉をつけるためのトレーニングの実践、②筋肉の素となる
良質なたんぱく質の摂取が大切なポイントだといえるでしょう。
生活習慣病が大きな社会問題になっている現代です。
この状況を打破していくには、個々の体力を改善させることが有効な手段だと
いわれています。
体力を改善させるというと、何のことかちょっとわかりにくいかもしれませんがこ
れはズバリ筋肉量をアップさせることと理解していいと思います。
例えば、最近の女子大生を観察してみると“朝食欠食”が指摘されています。
そのためか全体的には以前と比較すると体力の低下傾向が見られます。
このような体力の低下は、近い将来生活習慣病発症の危険性をはらんでいま
す。
実は最近の研究から生活習慣病だけでなくさまざまな病気の発症と筋肉量と
は密接な関係があることがわかってきています。
中高年を対象に筋肉量アップのプログラムを実施したところ、筋肉の増加と生
活習慣病をはじめとする病気の改善度、さらに医療費の減少度は高い相関関
係が見られました。
こうした事実から考えても、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドローム
をはじめ、万病の原因はすべて加齢による筋肉の萎縮が関与しているといっ
ても過言ではありません。
筋肉の維持・増強が、病気にならない秘訣だといえます。