国の特別天然記念物マリモの生息地として知られる北海道釧路市の阿寒湖で、湖水の透明度が94年前の水準に回復したことが、道立総合研究機構環境科学研究センター(札幌市)などの調査でわかった。



阿寒湖では10年ほど前から、従来の1・5倍以上ある直径約30センチの巨大マリモが見つかっ

ている。



これは、透明度が改善されたことによるものと考えられている。




この夏、直径30センチの木製板を湖面に沈める透明度の調査で水深9メートルのところを測定したが1917年に調査したときと同じだった。



阿寒湖は、戦後、湖畔の温泉街の排水が流れ込み、60年に透明度が水深1.2メートルまで悪化してしまった。



その後、下水処理施設の整備で水質が改善されて固定に太陽光が入るようになってマリモ群生地のある湖北部の浅瀬をとりかこむように水草が生長したようだ。



マリモが深みに流されずに浅瀬にとどまり光合成を続けて巨大化したと見られている。