駄菓子屋さんと居酒屋さんのコラボレーション



「遅くなったのだけれど、運動会の打ち上げをしょう」
と言う話しが出でてね!
向かいの高橋さんが、回覧板を持て来ての立ち話しです。


「じいちゃん、りオンちゃん、走るの速かったんだよ!」
高橋さんの孫のちえちゃんが口をはさみました。

「うん、それもあるから、こどもたちも一緒に楽しめる場所は、ないかとさがしてね。」


こどもと大人が一緒に打ち上げ会をする場所を見つけたそうです。
「回覧版にかいてあるから」
と言って高橋さんは、帰っていきました。

リオンくんは、うれしくなって
「ぼく、回覧板まわしてくる!」
と、元気よく隣へと走っていきました。


ゴミ置き場の前で、地区長さんとマンションの人たちが
話していました。地区長さんはリオンくんを見つけると手招きをしました。


「回覧板まわしてきたか?」
と、にこにこして話しかけました。

「うん、僕たちも出ていいんですか?」
リオンくんは、言葉使いをあらためて聞きました。

「もちろんだよ!リオンくんの活躍みたいなものだからね!」
まわりの人たちも、うなずき合っています。


「おにいちゃん!すごいね!」
酒屋さんの孫のミイちゃんがリオンくんの手を取って繋ぎました。

「リオンさ、地区対抗リレーに出られないってしょげていたんだよ」
友達のターくんが言いました。

「まさか、年代別リレーに出るなんて思わなかったから」
リオンくんは、恥ずかしそうに下を向きました。


つぎの日曜日のお昼に、こどもたちと大人たちは、このごろ出来立ての駄菓子屋さんと居酒屋さんがコラボしている店に集まりました。

店内は、天井が高く、黒い柱が組んである
ちょっと昔風の雰囲気をしていました。

「きょうは、貸し切りだから、好きな物、注文していいよ」
こどもたちは、歓声を上げて駄菓子屋さんの方に走っていきました。


「大人は、会費の分だけでおねがいしますよ。では、乾杯を・・」
 地区長さんが笑いながら言って、無礼講が始まりました。

「西中山町内会、バンザイ!」

「地区対抗リレー、優勝、おめでとう!!」

「年代別対抗、優勝、おめでとう!!」

「十代の男の子、がんばったぞー」

「リオン、やったぞー」

うるさいように、声が響き渡りました。



この新しくできた町の、町内会は、みんなが和気あいあいで
楽しい会になりそうですね