三種の神器の由来③草薙剣

【剣：須佐之男命の八岐大蛇退治】

剣の由来は言うまでもなく須佐之男命の八岐大蛇退治だ。

須佐之男命が降臨した出雲国肥川上流域では、

毎年八岐大蛇（記の表記は高志之八俣遠呂智）がやってきて

村の娘を襲うという。

須佐之男命は足名椎・手名椎夫妻にその娘の櫛名田比売との結婚を条件に

八岐大蛇退治を申し出る。

須佐之男命は大量の酒を飲ませて酔いつぶれた八岐大蛇を殺害し

切り刻んでいくと須佐之男命の十拳剣の刃が

八岐大蛇尾の中の草薙剣に当たってかけてしまう。

須佐之男命は八岐大蛇の尾の中から得た強靭な草薙剣を

高天原の天照大神に献上する。

以上が古事記に記された三種の神器の一つ草薙剣の由来である。