心待ちにしている患者さんや医療者とても多いと思います。
血糖測定は、針を刺すので患者さんの痛み等も伴うし、医療者が測定する場合、針刺しの
危険も伴います。
使用前後の針の扱いなども面倒だったりもします。
針を刺すのでアルコール綿も必要だし、コストだってかかります。
針が不要となれば、良いことが沢山です。
血糖値が正確に測定されないといけないので、その辺はしっかりと開発していただきたいです。まあ、日本の企業なので大丈夫でしょう。
アメリカや針の会社、他国のライバル会社等に潰されないか、横槍が入らないか、それがとても心配。 日本政府が守ってくれるとは到底思えない。反対に潰しにかかりそうwww
スマホで、インストールすると血糖値が測定出来るというものも既にあることはありますけど、信用できないと思っている患者さん、医療者、多いようですね。
日本の企業さん、頑張っていただきたいです!!
学会トピック◎第67回日本糖尿病学会年次学術集会
針不要、指当てるだけの血糖測定器が実用間近
2024/05/30
5月17~19日に東京都千代田区で開催された第67回日本糖尿病学会年次学術集会の
シンポジウムで、ライトタッチテクノロジー(大阪市城東区)の山川考一氏は、
同社が開発している非侵襲性血糖センサー(写真1)の開発状況を報告した。
中赤外線レーザーを指先に照射して毛細血管中のグルコース濃度(血糖値)を測定する仕組みで、センサー部に5秒間指を当てるだけですむ(写真2)。
現在は量産試作の段階にあり、数年先の発売を目指している。
山川氏は量子科学技術研究開発機構の研究員を兼任しており、
2010年代初頭からレーザー技術を活用した非侵襲的な血糖測定技術の開発に取り組んで
いた。
実用化のめどが付いたことで2017年には、同研究開発機構の公認第1号のベンチャー企業と
してライトタッチテクノロジーを立ち上げ、事業化を進めている。
この機器は、グルコース分子による中赤外線領域の光の吸収を測定する。
これまで非侵襲的な血糖測定の手段として、グルコースの近赤外線領域の吸収を
測定する研究が多く行われてきた。
しかし、近赤外線領域は他の血中成分の吸収とグルコースの吸収を精度高く区別することができず、実用化に至らなかった。
これに対して中赤外線領域の吸収スペクトルは分子構造による違いが大きく、
グルコースに特異的な波長を選ぶことで、共存する他の物質の影響を受けずに測定できる。
ただ、従来の中赤外線の光源はハロゲンヒーターなど熱源として使われているものであり、輝度が低く使用できなかった。
そこで山川氏は、中赤外線領域で発振可能なレーザーを用いて、
従来光源よりも10億倍の輝度を持つ光源を開発。
研究当初は大掛かりな装置だったが、手のひらに収まる大きさへの小型化に成功した。
測定法は簡単で、写真2のようにセンサー部に指を当て、レーザーを5秒間照射するだけだ。
測定された血糖値はクラウド上に保存され、パソコンや専用アプリをインストールした
スマートフォンの画面に、瞬時に表示される。
クラウドにアクセスすれば、例えば離れた医療機関で医師がデータを確認することもできる。本体をより小型化すれば、現在の持続グルコースモニタリング(CGM)機器のように
連続測定も可能になるという。
健常者を対象とした検討では、上限が200mg/dL程度の範囲において、
血糖自己測定(SMBG)機器による値との相関は高く、
国際標準化機構(ISO)が求める計測精度を満たしていることが確認された。
現在開発中の機器は、
AC100V電源を使う据え置き型と、
バッテリーを用いた円筒形のモバイル型の2種類(写真1)。
開発が先行する据え置き型は今年中にも非臨床試験を行い、
次いで臨床試験を行った上で医療機器として国の承認を受け、
数年先の発売を目指している。
特に日常的に頻回のSMBGが必要な1型糖尿病では、微量であるとしても毎回の穿刺による採血が負担となる。穿刺時の痛みなどにより患者のQOLは損なわれ、かつ穿刺針などは医療廃棄物として所定の処理が必要となる。
この機器を使えば、侵襲なく血糖値が測定でき医療廃棄物も発生しないため、
SMBGやCGMを行っている患者には福音となる。
また、手軽に使用できるという特性から、
主に食後過血糖が問題となる早期の2型糖尿病や耐糖能異常の人など、多様な対象者で広く使用されることが想定される。
使用に伴う費用について山川氏は、
「血糖自己測定を現在行っている患者の毎月の自己負担と同程度に収まるよう、
コストダウンとビジネスモデルの検討を進める」と話す。
まずは医療機関の外来や糖尿病患者の在宅での使用を想定しているが、
将来的には血圧計のように薬局やフィットネスクラブなどでの健康管理、啓発を目的とした使用も念頭に置いているとのことだ。
山川氏は「このレーザーは使用する波長を変更できるため、
中性脂肪やコレステロール、乳酸、アルコールなどの測定も
原理的には可能だ。
さらにウェアラブル機器と呼べるような一層の小型化にも取り組みたい。
世界で唯一無二の技術であり、日本発の技術によって、より良い糖尿病治療や人々の健康管理を実現させたい」と抱負を語る。
ちなみに、アメリカではスーパーなどでも、血糖値測定器具など売っていて、
簡単に安値で手に入ります。
針不要のこの器具が売られるようになったら、糖尿病でない私でも購入して、
日ごろ血糖値を測定してみたいと思います。
今は、簡単に手に入るし簡単にチェック出来る『尿 試験紙』を購入して、時々チェックしてはいるけど、試験紙がアメリカの物で、あまり信用できないw
一応、尿の
比重、pH、蛋白、潜血、ブドウ糖、白血球エステラーゼ、亜硝酸塩、ウロビリノーゲン、
ビリルビン、ケトン体等を知ることが出来るので、医療者や慣れている人なら
見れば大体どんなもんか、検討は付けることが出来るとは思います。
ちなみに、検査する時は、朝起きた時の1番最初の尿で、前日・当日ビタミンcや甘い物は
飲食しないようにしています。
健康第一!! 自分(の心身)を大事にしましょう!!