こんにちは
今日は妊娠初期のイレウスのことを
記録として書いておこうと思います
だいぶ前のことなので
うろ覚えですが
入院のことは以前ブログに書きましたが、
妊娠の週数でいうと16週くらいでした
入院の前日の夕食後にあの波のある腹痛…
数時間我慢してもおさまらず…
普段なら一晩くらいは我慢するのですが
妊娠中で不安になり夜間救急へ電話
すると偶然
以前入院したときお世話になった先生が当直担当で
あと数十分我慢しても痛みが治まらないようなら
病院に来てね〜ということに
そして
やはり痛みが治まらず病院へ
妊婦でも比較的安全な痛み止めを投与しつつ、
妊娠中はCTは避けたいといことで
子宮あたりが被爆しないよう鉄板を巻いてレントゲン
結果、「イレウスだね」ってことで入院になったんです
そして翌日…
主治医の先生もいらして治療方針のお話…
◆まずは腸閉塞を解除する為に
ステロイドホルモンを3日間使用する
(妊娠中の安全性は比較的に高いとのこと)
◆イレウス(腸閉塞)が一時的に解除出来た後は栄養療法をメインに。
カロリー数をキープするために中心静脈栄養は入れた方が良い
もしくは腸閉塞を物理的に解除する
方法① 内視鏡によるバルーン拡張
方法② 手術
しかし、②は狭窄箇所が同定できていないので手術時間が心配、
また狭窄箇所がわかりにくい可能性がある
①は小腸バルーン内視鏡を透視下で行うため放射線被爆の問題と
内視鏡によるストレスがある。
被爆は100グレイを越えると奇形の可能性があるので
モニタリングをしながらの施術になる。
まず手術は除外しましたが、
拡張せずに中心静脈栄養を出産まで続けるか、
内視鏡で狭窄を解除して点滴は入れずに過ごすのか、
ものすごく悩みました…!!!
内視鏡で解除したいけど、
過去に妊娠中に拡張した事例(論文)がないって言うし…!
赤ちゃんへの被爆もゼロじゃないから心配だし…
リスクも少なからずあるわけで…
でも出産までの半年間を中心静脈栄養で過ごすのも心配…
妊娠中は免疫力も落ちているからカテーテル感染するかもしれないし…!
自分ひとりのことなら簡単に決められるけど、
お腹の赤ちゃんの安全を考えるとなかなか決断できませんよね…
と、長くなったので。
葛藤と選択まではまた後日…笑
こんな感じで
入院2日目に究極の選択を迫られることに…
とりあえずPICCを入れて、
ステロイドと高カロリー輸液、脂肪を入れつつ…
悩む期間が1週間ほど続きました
続く☆