そろそろ100までの加減に入ります。

先生としては、今は20の加減だがそろそろ100の加減に入っても良いとのことで、どのように進めていくか相談しました。

以下質問と回答。

 

【質問】

ドット棒で30と50があるとき、ドット棒を何本あるか数えているのですが、これはぱっと見で何本あるかを答えさせた方がよいでしょうか。
まずは認知をしっかりやった方がよいのでしょうか。

以前、100の加減は息子自身が自分で解けるようになってほしいとおっしゃっていたので、私もできたら自分で考える力をつけてほしいのですが、どのように「自力で」解いてもらうのか(プリントを渡すだけでは違う気もして・・今回のようにドット棒を1つずつ数えたりしそうです)このあたりの導入や促し方をお教えていただけないでしょうか。

20までの足し算引き算はお教えていただいな内容で進めており、少し間違いもありますがずいぶんスピードが速くなりました。今は大体一日20問あるかどうか、というところなのですがこのあたりの量もこのくらいが良い(多い方がよいのでしょうが)というのをお教えいただけますと幸いです。
 

 

 

【解答】

概要)

補数と半分を見つける。

ドット棒で数を作ってもらう。

お金で数を作ってもらう。

同じ助け船は出さず学具を見せてやる。

 

 

全文)

 

ドット棒はぱっと見で何本あるかを答えられるようにしていきます

そのためには補数と半分(5)を見つけられることがポイントになってきます。

ヌマーカステンの頃は5のところに仕切りがあるので見つけやすいですが、ドット棒でも5や50を見つけることができると数えなくても6や40等も捉えやすくなっていきます。

最初は数えながらやっている所もありますが、認知の他、数を作ってもらうことをしっかりやってあげると加減計算が捗ります。


自力で解いてもらうというときは、学具を渡して自分で動かしてもらいうことが大切です。

ドット棒の他、硬貨(10円玉と1円玉)を使って、数を作らせる(56をドット棒で作って等)のも良いでしょう。

子どもはお金に関心を持つことも多いので、慣れてくると5円玉や50円玉も使ってまとまりを使うことも触れてもらうのも良いです。


その中で、極端に困っていたり、間違いが生じていたりする時は最初は助け舟を出してあげてください。

ただ、同じ助け舟は繰り返し出しすぎず、理解が追いついていないときは説明で乗り越えるのではなく、学具を使って見せてあげることを念頭に進めてください。

上記を経ると教材にも取り組みやすくなっていきます。


教材量としては1日20問取り組めていれば十分です。

多少間違いがあったとしても、楽しく前向きに取り組むことができれば精度や速さも高まっていきます。