震災から4年がたちました。


長いような… 短いような…
一言では言い表せないというのが正直な気持ちです。


数日前、友人からもらったメールの中の深い言葉がじんわりと心に響きました。
友人は震災を題材にしたお芝居をみたそうです。

お芝居をみて とてもリアルで、当時の事をまるで昨日のことのように思い出した。
当事者でさえ、時間の経過と共に当時のことを忘れているのに気づいた。
人間誰しも、時と共に記憶が曖昧になっていくけれど、震災で得た教訓などは、自分の中で風化しないようにしようと改めて思った。との事でした。

私も普段は映像でリアルに記憶するので、
たいていの事は詳細に覚えているのですが…。
当時の記憶に関してだけは断片的にしか覚えていません。

鮮明に思い出すのは、当時の記憶よりもその前後の記憶ばかりです。

でも、心を回復させるためには
衝撃が強い記憶を鮮明に残しておくよりも
そうして忘れていくことができた方が
いいのかもしれないなとも思います。


友人のいうように記憶はおぼろげになっても、
その事で得た事を大切にすればいいのではないかなと思います。


当時の記憶もその前後の記憶も
私にとってはどちらもとても貴重で大切なものなので
過去の記憶にとらわれたり、浸ったりするのではなく
これから生きていく糧として大切にしていきたいと思います。


いまだ辛い記憶から抜け出せず辛い想いを抱えている方達の心が少しでも癒されますように。
震災や津浪の犠牲となりお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。


最後になってしまいましたが
多くの善意ある方々に改めて感謝いたします。