今日は小春日和。
あなたに会いたい。
春は別れに悲しみ、出会いに胸ときめかせる季節。
あなたとまた出会いたい。
紫陽花の季節が来たね。
あなたにプレゼントしたい。
シトシト雨でもあなたに会いに行く。
なんだろう?この文?
小人おじいさん「ポエムだよ。」
奈緒子「え?」
小人おじいさん「俺が書いたポエムなんだよ。ポカポカポエムだよ。」
奈緒子「ポカポカポエム?」
小人おじいさん「そうだよ。心温まるポエムだよ。」
奈緒子「おじいさんが書いたんだね。このポエム好きだよ。」
小人おじいさん「ありがとう。礼一はこういうポエムばっか見て育ったんだよ。」
奈緒子「そうだったんだ。」
礼一「お茶持ってきたよ。あ、おじいさん出てきたのか。」
小人おじいさん「ポエム見せてあげてたんだよ。お前もポエム書くしね。」
礼一「あんまり言わないでくれよ。」
奈緒子「いいと思うよ。」
礼一「ちょっと恥ずかしいんだよね。…食べ物も持ってきたから食べていいよ。」
奈緒子「さっきいっぱい魔法かけられてて食べれないかも。」
小人おじいさん「これだけは飲んだほうがいいよ。」
瓶に入ったドリンクがある。
奈緒子「飲むね。あ!」
小人おじいさん「睡眠薬入ってるからね。ゆっくり休んで。」
〜十年後〜
小人おじいさん「結婚おめでとう!!」
奈緒子「ありがとう!!」
礼一「ありがとう!!」
永久の愛を誓いますか?
奈緒子「誓います。」
礼一「誓います。」
新作だよ。
奈緒子ちゃんはね、トリックに奪われちゃってた奈緒子ちゃんなんだよ。