「お前はもういらない子よ!!!」

バシッ

奈緒子「あっ!」


ドサリッ


礼一「怪我ない?大丈夫?」

奈緒子「…なんで礼一くんがいるの?」

礼一「偶然通ったからだよ。」


本当はそんなわけがない。

会いに来てたと言えない。


奈緒子「…ありがとう。助かったよ。」

礼一「うん。」


立ち上がる奈緒子。


礼一「行くとこないだろ。家に来なよ。」

奈緒子「そういえばないよ。…行くね。」


歩き出す二人。


礼一の家に着く。


礼一「お茶出すからちょっと待っててね。」

奈緒子「うん。ありがとう。」


奈緒子が見渡す。

ふと机に乗ったノートを見つける。


奈緒子「何が書かれてるんだろう?」