三菱一号館美術館で開催中の「マリアノ・フォルティニ 織りなすデザイン」展ブロガー内覧会に参加しました。

高橋館長さんのご挨拶から始まりました。


「青い日記帳」主宰のTakさんナビゲートで阿左美担当学芸員さんによるギャラリートーク。写真は左からTakさん、高橋館長、阿左美さん。なにやら皆さん横向きですが。。。
私の知っていたフォルティニはやはり「デルフォス」と呼ばれるドレスでした。
今回の展覧会はデルフォス以外にも才能を発揮したフォルティニの展覧会です。
序章、第1章~第5章そして終章の7部構成で展開されています。
序章 マリアノ・フォルティニ ヴェネチアの魔術師

9才で書いたと言うヴェネチア、サン・
マルコ大聖堂内部

マリポーサ 父の作品の模写
フォルティニ初期の作品、父の作品、写真等が紹介されています。

第1章では 絵画からの出発と題して
オールドマスターの模写作品、花の絵等
第2章は総合芸術、オペラ ワーグナーへの心酔

ワーグナーのオペラ「バルジファル」よりクンドリ
心酔していたワーグナーのオペラの舞台に関するものが展示されています。
第3章 最新の染色と服飾 輝く絹地と異国の文化
ここではフォルティニといったらこれ!デルフォスなどの衣装、染色の生地、とても素敵な照明などが紹介されています。


枠に張ったシルクに手書きの模様の素晴らしい照明(こちらは複製品です。)
この展覧会後はヴェネチアにあるフォルティニ美術館に現物に代わり展示されるそうです。


とても軽くて繊細なデルフォスはこんなかたちで専用の箱に入れられています。
第4章 写真の探求

アルバム
第5章 異国そして日本への関心と染色作品への応用

日本の小袖

着物姿のアンリエット
終章 世紀を越えるデザイン



それぞれの部屋に展示されている素晴らしいデルフォスの数々

フォルティニ社の生地見本帖
デルフォスは展示替えがあります。前期
~8月18日、後期8月20日~10月6日
掲載の写真は美術館から特別の許可をいただいて撮影しています。
基本情報
会場   三菱一号館美術館
会期   2019年7月6日~10月6日
素晴らしい展覧会です。是非お出かけください。