飯島愛さんと、クリスマスの想い出 | ノーナ・リーヴス オフィシャルブログ「LIFE」Powered by Ameba

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西寺郷太・奥田健介・小松シゲル NONA REEVES

飯島愛さんと、クリスマスの想い出

2008.12.26

● レコーディングでスタジオに籠って変な時間に起きて寝ていると、1日くらいニュースを知るのがずれることがある。タレントの飯島愛さんが亡くなられたニュースは、第一報からかなり時間差があった状態で知った。

 その文字を見てぼくは信じられないくらいドキッーーとした。なぜなら昨日12月25日、まさにぼくは彼女のことを何度も思い出していたからだ。



● 彼女とぼくはたった一度だけお会いし、直接話したことがある。それは2006年12月25日(2年前のクリスマス)のこと。

 その日に遡ること数日、「京都の先輩」である「FPM・田中さん」からぼくに電話があった。内容は「飯島愛ちゃんがクリスマスに友人達を集めて六本木でプライベートなパーティを開く、彼女はマイケル・ジャクソンの大ファンだからイベントの目玉として、噂の「mj-spirit」を呼びたいと自分に話がまわって来た。とは言え、自分は「mj-spirit」の中心人物であるbluetreeくん(以下リーくん)のことを直接知らない。だから、郷太よ、自分も行くから一緒に彼をパーティに連れてゆき、みんなに紹介してくれないか」とのことだった。
 そして「郷太はマイケル博士やから、彼女にマイケルの話してあげたら喜ぶはずやでー」と・・・。


 当時、マイケル・ジャクソンを完璧にコピーし演じる「mj-spirit」(ノーナのPV「ラヴ・アライヴ」にも出てくれてます)が凄いという評判は、音楽界だけでなく、芸能界にも浸透していて、「マイケル大好き」を公言し、リーくんと直接連絡をとっているぼくにも、「彼を紹介してほしい、仕事を頼みたい」という連絡がかなりありました。

 ぼく自身が、リーくんのダンスのファンだったので、ちょっとしたマネージャーのように、信頼出来る「仕事」であれば、オファーを受け、彼をどんどん色んなところで踊らせてあげたいと思っていました。

 プライベート・パーティとはいえ、これは彼にとってもチャンスかもしれないと思い、連絡をすると喜んでくれたので、田中さん、ぼく、リーくんという不思議な組み合せの3人で飯島愛さんのイヴェントに参加することになりました。



● 当日。なんとリーくんは、待ち合わせに1時間くらい遅刻・・・。ぼくと田中さんはなんと六本木の喫茶店アマンド前(リーくんは東京に詳しくないので定番の場所を指定した)で待ちぼうけをくらうことになります。
 「寒いわー、なんでクリスマスにこんなベタなとこに男同士で立っとんねん」「先輩ふたり待たせて遅刻するなんて、本物のマイケルちゃうんやから」とかブツクサ言いながら、ぼくらは彼を待ちました・・・。

 その後、ようやく着いたリーくんとともに3人でパーティ会場にとびこみました。遅れたリーくんは恐縮していましたが、飯島さんは、本当に優しくぼくらを迎え入れてくれました。

 そして、本番・・・。会場に「ビリー・ジーン」が鳴り響き、マイケルそっくりにパフォーマンスをするリーくん。飯島さんは彼の姿を嬉しそうに見つめ、心から楽しんでいる様子でした。
 彼女は音楽マニアでDJもされてましたが、彼女が当日持って来られたレコードの量と種類を見てぼくはその充実ぶりに驚きました。

 リーくんの出番が終わり、みんなで色々話し、その場は和やかに解散しました。ぼくと田中さんはその後一緒に別のクラブに遊びに行きました。
田中さん「変な1日やったなー(笑)」
俺「今日のおれらは単なるタレントのマネージャーでしたね」
俺「飯島さんがリーくんに渡したギャラすごかったっすねー、おれにもちょっと分けて欲しい(笑)」
俺「つか、おれらなんなんですかね(笑)」
田中さん「絶対クリスマスが来るたびに思い出すなぁ・・・」などと話し、何度も笑いながら・・・。



● そのような想い出があったので、ぼくは去年の12月25日も、今年も、その日のことを思い出し、飯島愛さんのことを考えていた。驚きました・・・。

 彼女の年齢はぼくよりひとつ上、小松と同じ年だったということなので本当に若い。





● リーくんがブログに飯島さんへの追悼文を書いている。



 同じマイケル・ファンとしてとても残念です。謹んで哀悼の意を表します。





最近、久々にリー君と連絡をとって彼が飯島さんの話を書いていたので昔のライフ(日記のようなもの)を思い出してアップしてみました。
当時のブログも、懐かしい。
http://bluetree-mj.com/2005/10/28/love-alive/

2015年8月5日