「横浜 JAM TOWN」トライアウト終了。 | ノーナ・リーヴス オフィシャルブログ「LIFE」Powered by Ameba

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西寺郷太・奥田健介・小松シゲル NONA REEVES


10代の頃から憧れ続けた錦織一清さんに指名され、初め
て音楽を担当したミュージカル「横浜 JAM TOWN」トライアウト公演が終わりました。

出演は340人が参加したオーディションから選ばれた13人の若いキャスト。

それぞれダンス、芝居、歌と得意分野がバラバラで、今回初めて挑戦することも多かった中で怒涛の稽古と特訓を繰り返し当日を迎えました。

演出家の錦織さんの縦横無尽なアイディアは、実際にダンサーとしても、シンガーとしても、役者としても頂点を極めたパフォーマーとしての経験ありきなので、「え?」と思うパズルも結果的にバチバチとビンゴのようにハマり、凄まじかったです。

錦織さんとここ数ヶ月、一番会って話したのは僕でした。ジャニーさんならこうする、つかこうへいさんならこうする、と錦織さんが師匠と仰ぐふたりから受けた言葉を、郷太、お前もいつか演出や脚本をやる人間だ、と惜しげもなく教えてくださり、得難い経験ばかりの日々でした。

打ち上げで貸し切ったBARに大きなモニターとカラオケがあり、若いキャスト達が歌い楽しむ姿を見ながら、錦織さんが「郷太よ、俺はこの『横浜 JAM TOWN』の仕事、生涯忘れないよ」とボソっと言われました。

その後、舞台の主役で錦織さんの分身のような存在である「マスター」が歌った柳ジョージさんの(本編中、唯一この曲だけ僕の曲ではなかった)「サンセットヒルズ」を錦織さんが歌う、という展開に。ともかく改めて、隣で聴けた彼の歌が圧倒的で素晴らしすぎて…。

皆、息を飲み映像がまるで映画のように流れました。舞台でもそうだったようにキャスト達がサビを大合唱、涙を流す者もいました。

なんとその流れのまま、錦織一清&西寺郷太の「少年隊メドレー」に突入。

「君だけに」のイントロが流れようとした時、僕が咄嗟に「錦織さん、歌い出しの植草さんお願いします。僕がそのあと『夜~が~』って歌えば、Bメロはいつも通り錦織さんでいけるので」と耳打ちすると、「なんだよ、郷太、やっぱりお前は東山の方が好きなんだろ(笑)」という定番のギャグ。いやぁ、そこからはふたりとも本気のボーカル。感動しました。

世界で一番好きな曲「ABC」を終えて、最後の「まいったネ、今夜」で座っていた僕らは立ち上がり、ふたりでライヴ状態。キャスト達、熱狂!僕の夢がひとつまた叶いました。

トライアウト公演ということで、錦織さんを中心としたこのチームは少なくとも2016年の本公演まで走り続けます。天才ダンサーにして振付師のYOSHIEちゃんはじめ、凄い仲間とともに新しいライフワークとして取り組みたいと思ってます。

2014年11月24日