再録:2012年「質問に答えました」 | ノーナ・リーヴス オフィシャルブログ「LIFE」Powered by Ameba

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西寺郷太・奥田健介・小松シゲル NONA REEVES

1)西寺さんが一番好きな歌は何ですか?

 一番好きか・・・。
厳しいなぁ・・・。

 でも、自分を見つめ直すいい質問だなぁ。

10分くらい考えました・・・。

「BILLIE JEAN」ですね。

 最初に「洋楽」の世界に心酔するきっかけとなった曲だし、ドラムのビート、ベースライン、ギターのカッティング、コーラスワーク含むサウンドの一粒一粒が魔法のように絡まり合い、何度聴いても飽きない。

 これほどまで愛されている楽曲なのに、それ以降似た曲がない(マイケル自身の「WHO IS IT」くらい?、でもあの曲も少なくともサウンド面では「BILLIE JEAN」の領域までは達しきれていない、というか「BILLIE JEAN」が凄過ぎる)。

 実際、恐ろしいほどの回数聴いてきましたし、DJでもかけ倒しましたが、この曲がかかった瞬間必ずフロアの空気が神聖なものにフっと変わる。音楽の神様/仏様のような存在に「貢ぎ物」をしているような、そんな気分になるのが好きです。

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2)影響を受けたアーティストは誰ですか?

 やはり、ジャクソンズとマイケル・ジャクソン、ワム!とジョージ・マイケル、プリンス。この3つは10代を通じてリアルタイムに衝撃を受けたという意味で別格ですね。

 バンドとしての理想型のひとつは、3者3様の輝きを見せる、ザ・ポリス。ドラマーがかっこいいバンドがやはり好きです。
 90年代以降のロック・バンドなら、熱狂したのはブラーだけかも知れません。

 ビートルズ、アイズレー・ブラザーズ、マイルス・デイヴィス、ボブ・ディラン、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、アース・ウィンド&ファイア、スティーリー・ダン。

 スクリッティ・ポリッティ、スタイル・カウンシル、カルチャー・クラブ、ブロウ・モンキーズ、初期のシンプリィ・レッドなどのUKブルー・アイド・ソウル。そして、ティアーズ・フォー・フィアーズ。

 トッド・ラングレンや、ボビー・コールドウェル、ボズ・スキャッグスに関してはキャリアのすべて、というわけではないのですが、ある時期の「神懸かり」的な作品群にはいつも圧倒され続けています。

 ニュー・エディション(ラルフ・トレスヴァント、ボビー・ブラウン、ベル・ビヴ・デヴォー、ジョニー・ギル)は、永遠のアイドルです。

 日本だと、圧倒的に「ザ・ベストテン」で夢中になった筒美京平さんを中心とした80年代ジャニーズ歌謡に夢中でした。少年隊「ストライプ・ブルー」「君だけに」「ABC」、光GENJIの1stアルバムは今も心の金字塔です。