名も無い森の交流会・事務局の野口です。

今回の交流会は、7月に続いて講師に広畠さんをお招きし、「自分の森を知ろう!」の第二回を行いました。座学に入る前に、広畑さんから話題提供として、二つの種を紹介してくれました。

一つ目は「むかご」。宇宙イモやエアーポテトとも呼ばれるそうで、主にフィリピンが産地だとか。
名も無い森の交流会◆都市近郊林の里山整備・自然との触れ合い-ムカゴ

二つ目は「スズメウリ」。カラフルな模様からかビーチボールとも呼ばれ、「緑のカーテン」などに向いているそうです。人にとっては有毒なこの実も、鳥は食べるそうで、消化の仕組みが関係しているとか。
名も無い森の交流会◆都市近郊林の里山整備・自然との触れ合い-スズメウリ

奥が深いです。

座学では、他の森での調査データを参考に、森を守ること、森を発展させることなど、「目的」の設定の大切さを教えて頂きました。森といっても、多種多様な形態が、都市近郊林でも必要なことだと思います。
名も無い森の交流会◆都市近郊林の里山整備・自然との触れ合い-名も無い森の交流会

また、古い地形図も調べ、木々の遷移を想像することも大切で、頭が刺激されとても面白かったです。

後半は実際に国府台緑地を見て回りました。まずは10月の台風の爪痕を全員で確認し、続いて、7月の交流会(調査)と同じポイントでの変化を確認しました。
名も無い森の交流会◆都市近郊林の里山整備・自然との触れ合い-名も無い森の交流会

前回は7月と夏真っ盛り、汗だくで歩き、蚊にも沢山やられました・・・。今回11月、色づき始めた木々も増えてきていたり、落ち葉もたくさん。虫や鳥の声も殆どなく、森の中も静かで、落ち着いた雰囲気でした。


二回に渡って行なった森の調査方法の勉強、次は参加者の皆さんが、自分たちの森で実践する番ですね。