韓国で絶対に理解できないと思ってた感覚の一つ
年下男子が年上女性を呼ぶときの「ヌナ」って呼称
「オンニ(年下女子が年上女性を呼ぶ時の呼称)って呼ばれるのは嬉しくないけど、ヌナはやばいよねー!!」
って言う韓国女子や韓国語話せる外国人女子たちの会話に完全に入っていけなくって、
理解する気もなかったけど・・・・・
なんだか最近、
一人だけ、「ヌナー」って呼ばれるとキュンと来る男の子がいる。
その子以外には、ヌナって呼ばれても、嬉しくもなんともないけど、
その子の言い方、というか呼び方!?がとってもかわいい。
ツボなのは、会話のちょっとした相づちに必ず、
「ネー、ヌナ」
って入れること。
その子が
「ネー、ヒョン(年下男子が年上男性を呼ぶときの呼称)」
って言ってる時は、軍隊かよ!?ってくらい軍隊をほうふつさせる呼び方をするんだけど、
ヌナになると、かわいすぎる!!!
実は大学時代のサークルの後輩で、付き合いは長いんだけど、
昔は共通語が英語で、お互いに呼び捨てだったし、かわいいと思ったこともなかった。
というか、のび太君に似てるから、のび太って呼んでいた。
それで私が韓国語話せるようになってからも、
チェウのことがあって病んで、サークル関係の人とは一切連絡を取らない時期が続いていて、
やっと最近になってサークルの子ともまた前のように遊ぶようになって、
その子とも韓国語で話すようになったら、
こんなにかわいかったっけ????
やっぱり言葉が変わるとキャラモ性格も違って見える。
そんなわけで、最近、ヌナって呼ばれるのもいいかも!?
と思い始めた。
それをチェウに言ったら、
「それはーーーーー、あなたが年とったからじゃない??笑」
と一撃。
まあ、そうだ。年取った証拠なのかも!?
「ねえねえ、じゃあさ、これから韓国語で話すときはヌナって呼んでね!」
「えー、あなた、僕のヌナじゃないでしょ!笑」
「まあまあいいじゃん!ほら言ってみ!!かわいく、ヌナーって!!
ヌナ、かわいい年下が好きだなー??」
「わかったよーー、ヌナーーーー」
とか、話が発展。
「ねーねー、私、牛乳が飲みたいな?」
「え、牛乳が飲みたいの??家にないの??」
「違うよー、そこで、ネー、ヌナって言ってほしかったんだけど・・・」
「ああ、そうでしたか、ヌナ」
「うん、ヨーグルトも食べたい!」
「ネー、ヌナ、モゴヨ(食べてください」)」
「あと、映画も見に行きたい!!いますぐ!」
「ネー、ヌナ、ポロガヨ(見に行きましょう)」
ひたすら、すんごいくだらない会話で、
ヌナごっこを続けて思ったこと。
ヌナって言葉の役割分担意識ってすごい!!!
よく韓国のオッパ(年下女子が年上の男性を呼ぶときの呼称)たちが、
オッパが何々してあげる、とか、
オッパは今こうこうこうしてるとか、
オッパのこと信じる??(ギャグ的決めぜりふ)
とか、第一人称がオッパになっちゃって、
オッパイズムがすごいよなーと思うことがおおかったけど、
ヌナもそれに準ずるかも。
話してるうちに、
ヌナ、何々したい、とか
ヌナ、こう思う、とか
あなた誰??
みたいなヌナキャラに!
日本で、子どものいる夫婦が互いの呼称をパパ、ママとかお父さん、お母さん、とか言い合うようになる感覚がよく分からなかったけど、
きっとそれもここに通じるものがあるんだろう。
かなりヌナ的役割を楽しんでいる自分がいる。
(もちろん、相手にもよるだろうけど)
ああ、だからオッパたちは、あんなにオッパと呼ばれるのが好きなのか、
そして、ヌナたちも。
その感覚をなんとなくではあるけど、初めて理解したのだった。
だからこそ、私はやっぱりチェウのこと、
オッパとは呼べないな。
アジョッシ(おじさん)!!!でしょ!!!
アジョッシなチェウが好き。