韓国人の友達一押しの日本料理屋にて
「筑前煮と鳥の竜田揚げとー、生姜焼きとー、鍋焼きうどんとー・・・・・」
「どれだけ食べるんだよ 笑」
たまに日本料理屋来ると、全部食べたくなってしまう
恋愛の話、歴史の話、仕事の話とか、話は転々と。
思えば、恋愛を皮切りに自分を偽りすぎて!?、
みんなの見ている自分って何なんだろう??
どんな人間って認識されてるんだろう??
と急に不安に似た悲しさが。
そんなことしてたらそりゃ虚しくなるし、追い詰められていくのは当たり前なのかもしれない。
将来の話してる時、
「なつこって変だから、将来、人が誰もやらないような新しいことをしたいって考えてそう!」
「あー、もう、オッパって
全然、私を分かってないよ!
私は、未知の新しいことよりも、既存の社会の中にあって、だけどみんなが避けるような部分に光を当てて、その分野に深く入り込んで行くのを望むタイプなんだよ」
「人が避ける部分??」
「うん、だから歴史にも昔から関心強かったし。
学生の時シンポジウムとか自分で開催してたような、そういう自分の問題意識がいつも私を動かすんだ」
「おー笑 やっぱりどっちにしろ、変わってるな、なつこは!」
中略して・・・・・
「なつこの好みのタイプは?」
「親友の○○!!!」(大学時代の親友は共通の友達)
「○○って女だろ 笑」
「うん、でも私は○○が好みだよ。ああいう人が私の好みだよ。
男女関係なく、ああいう人となりが好みなの!」
「うーん、でも女じゃん 笑 なんで好きなの?」
「だって、○○、私のコンプレックスに共感したんだよ。
私、学生の時、在日コリアンのシンポジウムとか集まりとか開催してたじゃん。
あの時、どうして自分は在日じゃないのか、すごく悩んで苦しかった。
しょせん、在日の“ウリ”(わたしたち)の枠から外れててる私が何をしても、
一線引いてみられるんだよ。
それが苦しくってたまらなかった。
○○も、まったく同じことを感じてたんだよ。私、びっくりして。」
好きな理由はたくさんあるけど、
親友になったきっかけの一つ。
まくしたてる私にびっくりするオッパ
「お前ら、ほんとおかしいだろーーーー!笑
日本人で在日になれないって真剣に悩んでる人なんているんだな」
今まで、何人かにこういうこと言ったけど、
笑い飛ばされはすれ、共感されたことはなかった。
でも、それでもいいっぽい
いつも以上に、おかしいおかしいって言われまくったけど、
言ったらスッキリ!!!
偽ってる部分でばっかり付き合ってると、
それが自分とすり替わってしまいそうで怖いもん。
チェウのことで恋愛の話を一切タブーにしてるうちに色んなことにも本音を隠して話すようになってたけど、
前は基本的に「大丈夫じゃない」のに、
大丈夫そうにみせる演技に精いっぱいで全般的に偽らなきゃいけなかったけど、
今は全般におよんで大丈夫じゃない状態が続いてるわけじゃない。
大丈夫な時が増えてきてる。
思ってることをそのまま言ってしまうと、
こんなスッキリするって、久しく知らなかった感情。
どこででも自分でいられることって大切だ。
ホッと一息、なつめ茶