自分は『マスゴミ』という言葉が嫌いだ、他人に使うなとまで言うつもりは毛頭ないが、自分では使わないように心がけている。

たしかにマスメディアの現状を見渡して見れば、そう言いたくなる気持ちも分からなくもない。

だがそんな汚い言葉を持ち出さずとも反論することは可能だし、理由はどうあれ人をゴミ呼ばわりする人間には成りたくないとも思っている。

おかしいと思うこと、間違っている事について批判を述べるのは構わないだろう、しかし『マスゴミ』という言葉で十把一絡げにして、全てを非難するのは明らかに愚かな行為と言えるのではないだろうか。

相手は正体の分からないモンスターではなく、ほとんどは只の普通の人間なのだし。

「ヨハネによる福音書」第8章

8:3 すると、律法学者とパリサイ人が、姦淫の場で捕えられたひとりの女を連れて来て、真中に置いてから、8:4 イエスに言った。「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。8:5 モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。ところで、あなたは何と言われますか。」

8:6 彼らはイエスをためしてこう言ったのである。それは、イエスを告発する理由を得るためであった。しかし、イエスは身をかがめて、指で地面に書いておられた。

8:7 けれども、彼らが問い続けてやめなかったので、イエスは身を起こして言われた。「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」


マスメディアを批判することで得意になっている人を見ると聞いてみたくなる、「あなたは自分の信じるものを貫き通す為に、上司や会社に反対し逆らい続けることが出来るのか?」と

もちろんマスメディアに対しては今のままで継続して行って欲しいとは思っていないが、即座に潰れろとも思わない。出来ることなら、まともな方向へ変わって行って欲しいと思っている。現状を見るに、あまり期待出来そうにはないが... ( ̄_ ̄ i)



そんなわけで(?)昨日は朝日のチラシを引き合いに批判的なことを書いたが

今日は反対に読む価値があると思う記事を紹介してみる

まあ、たまたまタイミングがそうなっただけ、なんだけどね (-^□^-)

『孤独死』や『無縁社会』に続く新たなキーワードとして『孤族』というのが出てきたようだ


孤族の国の私たち 朝日新聞紙面で連載スタート ー 2010年12月26日3時5分

$被!無責任警戒警報発令局-朝日新聞連載「孤族の国」開始


社会のかたちが変わっている。恐るべき勢いで。

 家族というとき、思い浮かべるのは、どんな姿だろう。父親、母親に子ども2人の「標準世帯」か、それとも夫婦だけの世帯だろうか。今、それに迫るほど急増しているのが、たった1人の世帯だ。「普通の家族」という表現が、成り立たない時代を私たちは生きている。

 外食産業、コンビニ業界、インターネットなどにより、昔と比べて一人暮らしは、はるかにたやすくなった。個人を抑え込むような旧来の人間関係から自由になって、生き方を自由に選び、個を生かすことのできる地平が広がる。

 だが、その一方で、単身生活には見えにくい落とし穴が待ち受ける。高齢になったら、病気になったら、職を失ったら、という孤立のわなが。血縁や地縁という最後のセーフティーネット、安全網のない生活は、時にもろい。

 単身世帯の急増と同時に、日本は超高齢化と多死の時代を迎える。それに格差、貧困が加わり、人々の「生」のあり方は、かつてないほど揺れ動いている。たとえ、家族がいたとしても、孤立は忍び寄る。

 個を求め、孤に向き合う。そんな私たちのことを「孤族」と呼びたい。家族から、「孤族」へ、新しい生き方と社会の仕組みを求めてさまよう、この国。

 「孤族」の時代が始まる。




第1部 男たち

55歳、軽自動車での最期 「孤族の国」男たち―1 (12/26)

還暦、上海で婚活したが 「孤族の国」男たち―2 (12/26)

失職、生きる力も消えた 「孤族の国」男たち―3 (12/27)

39歳男性の餓死 「孤族の国」男たち―4 (12/30)

彼は無表情だった 「孤族の国」男たち―5 (12/30)

少女のような目の母と 「孤族の国」男たち―6 (12/31)

聞いてもらうだけで 「孤族の国」男たち―7 (1/2)

最後に人とつながった 「孤族の国」男たち―8 (1/3)

ひきこもり抜けたくて 「孤族の国」男たち―9 (1/4)

自殺中継 ネットに衝撃 「孤族の国」男たち―10 (1/5)

動かぬ体 細る指 外せぬ指輪「孤族の国」男たち―11 (1/6)

写真特集「孤族の国」男たち (1/23)


第2部 家族代行

きずなを買う 「孤族の国」家族代行―1 (1/23)

親孝行請けます 「孤族の国」家族代行―2 (1/24)

子の送迎 救う手 「孤族の国」家族代行―3 (1/25)

連載継続中



(続きは朝日新聞紙面でお読みください)と、あるものも日を置いて全文公開されているようだ


今後新しく公開される分については以下のサイトを参照のこと

http://www.asahi.com/special/kozoku/

朝日新聞「孤族の国」取材班@asahi_kozoku - ツイッター

記者のつぶやきから
兄弟が何人もいる大家族が標準だった時代のお年寄りたちが『孤族』になるなら、私たちの世代はどうなるのか。そんな空恐ろしさを感じました。




参考

「結婚・仕事を持つこと」の敷居を下げよ~「孤族の国」を考える(1) 筒井淳也 - SYNODOS JOURNAL




後記

独り言

日本のマスメディア関連のニュースサイトはほとんど古い記事を残さないね

なんで?管理の手間とかありえないでしょうに

海外ではフツーに何年も前の記事が公開されているのに日本だと早いものは1週間しないうちに消される

そんなに自分たちの書いたものに責任持てないって事なわけ?

なんか、後から文句を付けられることを恐れて隠そうとしているように思えてしまうのは気のせいですかね?


それから今日の文体が、なんだかどこかの新聞のコラムようになっていると感じるのは気のせいですかね (^o^;)



おまけ

文体診断ロゴーン

$被!無責任警戒警報発令局-文体診断ロゴーン


出だしの部分入れてみたらこんなんが出た(笑)

一致指数ベスト3

名前 一致指数 リンク

1 有島武郎 73.1

2 井上ひさし 63.5

3 井上靖 62.8