今年も夫とともに桜を見れたことに感謝です。

日本人にとって 親しい人と共にその年の桜を見れたかどうか、、、
それがまた一つ年を重ねた事の証であり
巡り来る春を感じて 平凡な日常に感謝し
日本全国の知人がそれぞれの地で桜を見ただろうな、、と思えることが

何より嬉しいことなんじゃないかと、、




思えば人生の節目節目に 桜の花はいつも咲いていました。

卒業式、入学式、入社式

何かを始める時、

新しい世界に漕ぎ出していく時

何かが始まる予感にワクワクするのかもしれません。








遠くに住む実母もまた 今年の桜を見れたかどうか
気になっていました
高齢者施設に入居して、体の自由もきかず
行動を制限され
だけど口出しすることも叶わずジレンマに陥っていましたが、、
久々に電話があって、桜を見に連れて行ってもらったと
たった5分ほどだったけど綺麗だった、、と
嬉しそうに話す母。


その瞬間、フワ〜っと気持ちが軽くなって嬉しさがこみ上げて来ました、





いくらコロナ渦とは言え、

施設に任せるしか術は無いと納得はしてはいるけど

もっと私に出来ることはないのか?

もっと施設に希望をだしても良いんじゃないか?

私は実母を見捨てたんだろうか?

口出し出来ないと諦めてしまうことが

母を見殺しにしている事になりはしないか?



心におりのように溜まった疑問を抱え、何が最善か自問自答の連続


母は、私に電話はかけられるけど(短縮ダイアルの①番だから)
私からの電話を取る方法を忘れてしまった母
ただただ電話を待つしか方法はありません


お菓子や食べ物もグループ皆で食べるように 差し入れ形式でしか送れません

外出も買い物も出来ず、、、


勿論面会も不可です。







 高齢者施設でクラスターが起これば

即、施設閉鎖!

命の危険は勿論のこと
たちまち全ての入居者は行き場を失ってしまいます
それぞれ事情があるからこそ入居している訳だし

施設での管理も厳しくならざる得ません。

施設の方も大変な中でお世話くださっているのも理解しています。









 

あと何年生きられるのか、、、

最後の時をせめて心穏やかに過ごして貰いたいと願います

生きているうちに母ともう一度会えるだろうか?

新幹線4時間の距離から今日も祈ります




コロナが憎いです


世界中の人が不自由を感じ、

また悲しみに包まれているなかで

今年もそれぞれの場所で

🌸桜を見れたことに 感謝です



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光が丘の桜🌸

石神井池の桜🌸