長女いっちゃんのアオハル漫画


訳あって(描き直したラフが長くなりすぎて完成させる時間が取れない)漫画じゃ無くなりました


ごめんなさい



でもきっと文字でも伝わると思うので


ちょっと長くなるかもしれないけどお時間のある時にでも読んでにっこりしちゃってください照れ









アオハル〜いっちゃん(中1)〜





「ママ、ちょっとマンションの下行ってきてもいい?」


いっちゃんがちょっと言いにくそうにそう声をかけてきたのは土曜の夜19時過ぎ


なんで?と聞くと、あ〜とかえっと…と言葉を選びながら


「何か……トッポくれるらしくて…」


…トッポ?

お菓子の?と聞いたら、うん。と頷きながら

「お菓子のやつ。前にくれるって約束してて、今マンションの下まで持ってきてくれてるらしくて…」

と…。


????

なぜゆえ今???

トッポ渡すためだけにきてくれてるの???誰が???


良く分からず、疑問をそのまま聞けば

視線を下げながらボソッと


「…男子やねんけど…同じクラスの…」





その瞬間、青い春の匂いを感じた私。


「いいよ〜行ってきな〜でも携帯持って、マンションのエントランスまでやで」


もう多分にやにやしてんだろうな今って自分で分かるくらいにやにやしながらそう返すと

パッと笑顔になって髪の毛を軽く整えて出て行ったいっちゃん



あはーーーーーー…

春や



夕陽に照らされながらままーって泣いてた子が


冷凍庫から氷出して床に並べてた子が


歩き始めた弟の手を自慢げに引いてた子が


ランドセルのロックいつも忘れがちだった子が


パンクした自転車意地で乗り回してた子が



つい、この前まで本当に小さくてママママってくっついて歩いてたこの子が






夜の7時過ぎに

待ち合わせですって

男の子と




1時間ほどして帰ってきたいっちゃんの手には開いてないトッポがひとつ


「彼氏?」


って聞いたら


「違うわ!」


だって。



やだわおばちゃん

ウキウキしちゃう♡





でもね


実は昔からオマセさんで

3歳の頃からバレンタインにチョコを渡していたいっちゃん。


そんないっちゃんは保育園の時にすごく好きな子がいたんです。


それがゆうくん


保育園の頃他の子よりも身長の高かったいっちゃんより唯一背の高かった男の子。


年少さんで出会い

そこから毎年

年中になっても年長になってもバレンタインを渡し続けてました。


そして小学校…


ゆうくんは別の小学校へ


ちなみに住んでいる地域の関係で中学校も別。


つまりゆうくんと同じ場所へ通うのは卒園と共に卒業だったんです。



でも、どうしてもゆうくんが好きだったいっちゃんは小学校1年のバレンタイン


「ママ、ゆうくんにチョコを渡したい」


そう言ってきました。



本当に好きなんやな…なんて思いながらゆうくんママへ連絡をとり、待ち合わせをした2人。



小学生ながらお互いに照れまくり目も合わせず

チョコを渡したのは1秒

そのまま5分もせずにバイバイ


ほぼ一年ぶりの再会はあっという間でした。




そして翌年


2年生になったいっちゃんはゆうくんとは言わなくなっていました。



そしてそのまま時が過ぎて中学生になった訳ですが




部活の話をする中でいっちゃんから良く出てくる名前があったんです。





それが『ゆう』



同じ学年、同じ部活で

身長が高い



いや、でもまさか…



と思いつつ何となく気になり

「いっちゃん、保育園の頃好きだったゆうくんって覚えてる?」

と聞くと


「え?知らん誰それ」




忘れてるんかーーーーい!!!!!



この子だよ〜と保育園の卒アルを見せたところ




「え?!これゆうやん!!同じ部活の!」





なんと




ゆうは、ゆうくんだった



どうやら家庭の事情で引っ越しをして中学校がこっちになったとの事





なんてこった



こんな再会の仕方ってあるんか



あるな

地元だもん



…という事があったのが5月



からの、数ヶ月後のトッポ





おや?




おやおやおや?????





あの頃渡し続けたチョコレート



そうか…時を超えて


トッポになったんですねぇ〜






嫌だわにやにやしちゃう


なんて事があったんですが、これを書くにあたっていっちゃんから絶対に書いてと言われた事をちゃんと書いておきます。


ゆう彼氏じゃねぇから!!!



だそう。




ま、今は……かもねニヤリなーんてね〜




あぁ楽しい


子育てって楽しいなラブラブ







 

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