ディマシュは唯一無二だと思うけど
決して「独りよがり」の歌手ではないと感じるのです。
ディマシュが誰かと歌う特別な一曲。
少し季節は外れていますが
今回は、2019年中国の「2019江苏卫视猪年春晚」という春節のプログラムから
《鸿雁》という曲のコラボレーションをご紹介します。
この曲でディマシュと一緒に歌っているのは、*1内モンゴル出身のベテラン歌手・腾格尔(騰格爾)さんです。
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腾格尔さんは、ディマシュが2017年に参加した《我是歌手》の2018年版にも出演されています。
そして曲の冒頭から、不思議としか言いようのないホーミーの響きと
初めて聴く、熱くパワフルな馬頭琴の演奏は
こちらも内モンゴル出身の
「神骏乐团(神駿樂團)」
という、馬頭琴のオーケストラであるとの説明をネットで探すことが出来ました。
腾格尔さんが中国語で歌い始め
ディマシュがカザフ語で続きます。
曲の後半は、腾格尔さんはモンゴル語でも歌い
最後は2人で中国語で歌います。
中国の番組は必ず中国語の字幕がつくので
そこから歌詞の内容を、ちょっと読んでみました。
鴻雁 天空上対対排成行
雁が列を作って空を飛んでいく
(中略)
天蒼茫 雁何往
この広い空を 雁はどこに行くのか
心中是北方家郷
私の胸の中には、北にある懐かしい故郷
(中略)
酒喝干再斟満今夜不酔不還
酒を飲み干し また盃を満たす
今夜は心行くまで飲み明かそう…
この曲は元々モンゴルの民謡ということですが
中国の《東帰英雄伝》というドラマで使用されたことで有名になったそうです。
雁は渡り鳥。
ドラマがどのようなストーリーかはわかりませんが
故郷に帰りたい人の思いを、雁行に例えた歌なのでしょうか。
演奏の方はというと
腾格尔さんの、クラシカルでありながら伸びのある歌声と
自分の個性も出しつつ、相手に合わせて自在に声を操るディマシュ
そして古典楽器による緩急の効いた演奏の相乗効果で
見どころ、聴きどころ満載な一曲となっています。
なお、このディマシュと腾格尔さんが歌った曲は
歌詞の一部を抜粋して歌っているようです。
草原が黄色く色づく頃
つまり、秋になると雁は南に向かい
暖かい春になると、北にある繁殖地へ帰っていく。
この曲の主人公は
故郷へ帰ることができない自分の思いを
空行く雁に託したのでしょうか。
そこに、ディマシュが自分の気持ちを重ねたかどうかはわかりませんが
当時中国で頑張っていたディマシュの心も
カザフスタンへ飛んで行っていたような気がします。
私は、幸せなことに生まれた土地から離れて暮らしたことはありません。
厳密に言えば、嫁いだときに生家を去りましたが
それでも東京の外では生活をしたことがないのです。
だから、故郷から遠い土地で奮闘されている方々の気持ちを、100パーセント理解することは難しいのですが
(一度も生まれた場所から離れずにいることも、頑張ることに違いはありませんけどね(^_^))
ふとした時に聴きたくなる一曲です。
ではでは、また。
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*1
「内モンゴル」とは、中国内陸北部に位置する「内モンゴル自治区」のこと。
日本でお馴染みの元横綱・白鵬の間垣親方や朝青龍
氏、現役横綱の照ノ富士関等の出身国である「モンゴル国」とは別となります。
*2
当ブログにて紹介しています。
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