三面記事小説/角田 光代
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角田さん、またまた面白い趣向の本ですね


三面記事の中でも、みんなが知っているようなニュースをもとに

フィクションで書いてあります


ただ、新聞欄で読むだけだとわからない、当事者の気持ちなんかを

よくここまで膨らませて書けるなー。

三面記事に載っている事件っていうのは、なんでそんなこと?と

驚くようなことや(殺人依頼しておいて警察に連絡しちゃうとか)、

すぐバレるだろーそれ!!(薬を給食に混ぜるとか)とか、

なんだかなぁ、と思う事件が多くてそこが逆に面白いんだけど。


そこに至る過程には、犯人や当事者にしかわかりえない物語がある

っていうこと。

当たり前なんだけど、結果だけでウケちゃったりしてるんだよね


不倫してた相手に冷たくされて、お金払ってセックスしてもらってるとか

読んでるだけで痛くて、下世話にひどいよ!でも面白いよ!と

思ってしまう野次馬な自分。


かといって、文章としてはユーモアとか野次馬とかそういうんではなく

主人公のドロドロを客観的に見ていて、その下世話なストーリーを淡々と朗読してもらってるような

そんな雰囲気で

クールです


面白かったです