伊坂 幸太郎
終末のフール

いまや大人気の伊坂さんの本。

私はちょっとブームが(あくまでマイブーム)去った感があったのだけれど

これはいいですね。


あと三年で地球が滅亡するとしたら。

みんな逃げた、みんな死んだ。この一時の静かな時期に、自分はどう残りの時間を

過ごすべきか?


みんな暖かいのです

子供ができたり、恋人をつくったり。

復讐をあきらめたり、許したり、わかりあったり。

その以前の5年間にひどいことがおきすぎたせいか?みんな優しくて。

先のことを考えるのもいいけど、今が大切なんじゃない?って思う。

作家の意図はそこじゃないと思うんだけど、私はそう感じた

リミットが見えて人は焦るけど、かといって何を成し遂げるわけでなし、案外淡々と

日々は時間は過ぎていく。

そこから生まれる幸せな時間、あーなんで早くこう言えなかったんだろう、こうしなかったんだろう。


あと三年、本当だったとしても、間違いで滅亡しなくてもここに出てくる人は

どちらでも納得できるように生きていける。


私は、子供に障害があってその子を残していくのが心配でどうしようもなかった

お父さんが、ホっとしてるところがよく理解できた。

自分だけは嫌だけど、みんなでなら安心だし心残りがないってあるよね。


ところどころで、彼特有のキャラが顔を出し、そこもクスっとおかしかった(元家庭教師の彼とかね)


やっぱり伊坂さん、いいですね

「砂漠」よりこっちがいいな。