- 西 加奈子
- きいろいゾウ
大好きな西加奈子さんの新作
期待度満点でした!
さくら、は期待が大きすぎてちょっとからぶり感もあったのですが
こちらは期待通り!!!
ツマとムコさん。
この夫婦が田舎で暮らす生活。食事。そこに住む人たちとの交流
動植物との対話。
こののどかで退屈で優しくて、そして色彩豊かな日々を基盤に夫婦の心の揺れ
絆をかいている。
本題となるところは、ほんとに後半にいきなりやってくる
それは重くて辛くて深い
3分の2くらいは、独特のユーモア、そしてお互いがお互いを思う気持ちが
あっさりと優しく書かれているので、その世界にうっとりしているとすごく
落ちる。
私はずーんっときてしまった。
その重く暗く辛くて、とっても大変なことを乗り越えたときに、閃きのように
降りてくる自分の大切なもの。
気づかなかったけどそこにあった、宝物
一番大切なことは一つしかない
自分の人生を大切にすること、生きること、信じること。
愛する人とめぐり合えたことに感謝。
大地君の恋心。アレチさんの優しさ、セイカさんとの夫婦の絆。
登場人物がそれぞれ輝いていて、すてきだ。
夫婦のあだ名のつけかたもウケる!!
このユーモアのセンスは、今っぽくて私の中でピカイチかも。
夫婦というのは、恋愛とは違うところに行き着くのだと思う。
ときめきはなくとも、なくてはならないもの。になるのであろう。
今の私にピッタリの本でした。
ツマのつくる料理も興味深い。
超、お勧めですね